ライティング外注費用の相場を徹底解説【料金だけで選ぶのは注意】

中西諒太
監修者
静岡県出身。株式会社了代表取締役。事業内容(不動産コンサルティング/WEB制作/アライアンス)。「クライアントを稼がせる」をコンセプトにWEB集客をサポート。ホームページ制作、SEO対策から広告運用までワンストップでサービスを提供。特にコーポレートサイトの制作とSEOでの集客が得意です。流行やデザインではなく長期的に会社が存続していけるような施策を提案しています。お気軽にご相談くださいませ。
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ホームページ制作をするにあたってコンテンツ内のライティングの外注をするケースがあります。ライティングを外注するときにさまざまな基準で選んでいく必要があるわけですが、費用については特に外注先を決める際には重要です。

外注費を高くしすぎても割に合いませんし、逆に安くしても質の悪い記事が納品されてしまいます。

ホームページリニューアルの相場はどのくらい?費用の内訳と重要ポイントを徹底解説でも解説しましたが重要なのは相場を知っておくことで適正な費用で質の良い記事を作成してもらうことです。

本記事の対象読者
  • 社内でライティングできる人材がいない
  • はじめての外注で相場がまったくわからない
  • ライティング外注の注意点も知っておきたい
  • ホームページをリニューアルするときに記事制作も依頼したい

本記事は上記にあてはまる方を対象にしています。

本記事を読むことによってライティング外注費用の相場がわかり、より良い記事を納品してもらうことにつながります。ホームページを充実させて集客や認知拡大に繋げたいと考えている企業様にとって役立つ内容となってますのでぜひご参考ください。

当社ではSEO対策を軸に記事制作をワンストップで提供しております。WEB制作でお困りなことがありましたらお気軽にご相談くださいませ。→記事制作はこちら

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目次

ライティング外注費用の相場について

ライティング外注費用の相場について

ライティング外注の費用といってもいくつかパターンがあります。

文字単価、記事単価という単価のパターンから、下記のような分類があります。

ライティング外注費用の分類
  • 難易度
  • 種類別
  • 外注先別
  • オプション別

報酬については依頼する側が「この案件の場合はいくらですか」と決めることが多いです。

あらかじめどの案件の費用がどのくらいの相場か把握しておくことで金額面でトラブルになるリスクを減らすことができます。

単価について

ライティング費用はおもに「文字単価」「記事単価」で決まります。

ごくまれに案件先に常駐して業務を行い、月単位で報酬が支払われるケースもありますが、基本的にはリモートの業務委託という扱いなので下記の単価で決まります。

文字単価

ライティングでは多くの場合は文字単価で決まります。文字単価は1文字あたりの金額を決め、文字数に単価を掛けることで費用を算出します。

「1文字2円」などと字数に応じて計算します。一般的には3000文字〜5000文字の記事が多く、1記事に換算すると文字単価2円の場合は6000円〜10000円になります。

文字単価の場合は字数に応じて単価が決められるので、報酬が柔軟に設定しやすいです。特に指定の文字数をすればそれ以上は費用がかからないので発注する側にもメリットがあります。

またライターのレベルごとにある程度単価が決まっているので、案件の難易度によって発注先を分けることができます。

ライターのレベル文字単価
未経験ライター1円未満
一般レベル1〜3円
中級ライター3〜5円以上
上級ライター5円以上

ちなみに医者や弁護士など専門性が高かったりセールスライティングの分野になれば10円を越すこともあります。

記事単価

記事単価は「1記事あたりいくら」とし、記事あたりに報酬を支払います。記事単価の案件は記事の種類によって決まる傾向にあります。特に取材やまとめ記事に多いです。

1記事の案件を発注する場合は文字数やジャンルをなるべく具体的にしておくことです。案件の詳細がよくわからなければ、ライター側に受注を避けられてしまうからです。価格を上げればライターが受注してくれるというわけでもないので、しっかり内容を詰めていくことは重要です。

時給単価

先述したように案件によっては時間単位で報酬を決めることもあります。企画や編集からライターに携わってもらいたい場合は時給の方が業務をしやすいからです。ライティングの時給は1,000円〜5,000円が相場です。

取材や専門性があるメディアの場合は時給が高い方が質が高いライターに受注してもらいやすいです。

難易度別の費用相場

ライティングといっても案件によって難易度があり、当然難易度が高くなるたびに単価も高くなります。案件と費用は下記の表が目安になります。

難易度文字単価 案件内容
リサーチなしで書ける記事 1~5円レビューや口コミ
インターネットで調査して書く記事3~10円前後オウンドメディアやLP記事
専門性の高い記事

それぞれの詳細について解説していきます。

リサーチなしのライティング

単価の相場はおおよそ1~5円です。

ライティングの案件によってはリサーチをしなくても経験や意見を元に執筆することができます。案件内容としてはレビューや口コミなどがあります。

リサーチする必要がないのでライターにするとその分の時間を節約することができます。

リサーチありの記事

インターネットでリサーチしての記事は時間がかかる分単価も上がります。単価はリサーチなしの案件よりも高めで3~10円前後です。

案件の例としては専門的なオウンドメディアや記事LPなどが多いです。

  • 専門的なオウンドメディア・・・転職サイトや金融関係などのブログ記事
  • 記事LP・・・サイト内で売りたい商品を訴求をするための記事

専門性が高い記事

記事の専門性が高くなれば比例して費用相場も上がります。特に最近ではYMYLや法律など権威性が必要な分野では顕著です。

YMYL・・・『Your Money or Your Life』の略称。お金や人生に大きな影響を与える対象を示唆する。医療・健康・安全などの人に影響する度合いが高いジャンル。

グーグルが記事ごとに専門性をチェックしてるので、記事に対して監修をつけるのが当たり前になってきています。

監修をつけると「何をしている誰が書いたか」がわかるので記事の信頼性が上がります。

専門性が必要な記事なのに分野に詳しくないライターに安く発注してしまうと、検索順位も上がりにくいです。専門性が必要な記事については「専門家費用」として少し高めに予算設定した方がトータル的にみてメリットが大きいです。

種類別の費用相場

ライティングといっても内容や求められるスキルはさまざまです。当然、種類によって費用も変わってきます。種類ごとにどれくらいの費用がかかるのか相場をみていきましょう。

モニター記事

ブログなどで商品を紹介する記事です。最近ではインスタでのモニター記事も増えてきました。モニター記事は専門性が必要なく、感想がメインのため文字数が少なく単価も低めです。1記事あたり500円を切ることも多いです。

文字単価に換算すると下記のとおりです。

  • 感想を書く・・・文字単価1円未満
  • ネットの情報をまとめる・・・文字単価1円
  • 専門知識が必要な場合・・・文字単価3円

初心者ライターがモニター記事を受けることが多いので、あまり単価を安くしたりライターの選び方を間違えると誤字脱字が多いなど質の悪い記事が納品されるリスクがあるので注意です。

ブログ記事

ブログ記事の単価は1文字3円〜10円と幅広いです。

ブログ記事はファッションや料理、キャンプなど趣味に偏っているものから金融、不動産など専門性が高いジャンルまで多岐にわたるからです。

自社の扱っている商品によっても単価は変わってくるので、自社商品のジャンルを扱っている商品の単価がどのくらいかリサーチしておきましょう。

SEOライティング

SEOライティングは単価が上がります。

おおよそ3円〜10円です。

SEO記事は検索エンジンに評価されるための記事です。検索上位にあがってくるかどうかで企業にとっての収益が大きく左右されます。検索順位だけではなく、商品を記事内でセールスする能力もライターによって求められます。

ライターを探す際は、自社の業界の実績や検索順位で上位に上がったことがあるか確認するのがオススメです。

ライター次第で売上が大きく変わりますし、記事は一度作れば資産として半永久的に残り続けます。実績があるライターに発注する場合は料金についてはそこまで細かくこだわる必要はないでしょう。

関連記事:サイトリニューアルにおけるSEOの注意点まとめ【超重要ポイントを厳選】

インタビュー記事

インタビューはライターの負担が通常に比べて大きいので費用が高めの傾向にあります。交通費からインタビュー費もみておきましょう。中にはカメラ撮影が必要な記事もありますが、その場合はさらに撮影費が加算されます。

特にインタビューのスキルはライターによってばらつきがあります。

文字単価は15円くらいです。交通費や撮影など執筆以外の費用について取り決めておかないと後々トラブルの元になるので注意しておきましょう。

外注先別の費用相場

ライティングは外注先によっても費用が変わります。外注先は個人から中小企業、大手企業まであり、後者になるほど単価は上がってきます。

フリーランス

個人で活動しているフリーランスライターになります。個人のため費用は安く抑えることができます。個人はindeedなどの求人サイトやツイッターなどから探すことができます。

デメリットとしては費用が安い分、責任の所在が不明確で信頼性がないことです。特に実績がないライターの場合だといきなり納期を過ぎたりいきなり音信普通になることもあります。

記事作成代行業者

ライティングを専門にしている業者です。法人で運営されているので、クライアントに合った最適なライターを手配してくれます。また、オプションが充実しているのも特徴です。

制作会社を選ぶにも基準があります。詳細はホームページ制作会社の選び方まとめ【重要ポイントと注意点】でも解説しています。

クラウドソーシング

クラウドソーシングはココナラやクラウドワークス、ランサーズなどが有名です。クラウドソーシングは個人、法人問わず登録されてます。

費用はプラットフォームの手数料がかかりますが、その分直接取引するよりは安心できます。というのもクラウドソーシングではライターの評価が事前に調べることができるからです。評価が良いライターに絞って発注すれば少なくとも「大外れ」を引く可能性はグンと下がります。

オプションの費用相場

案件によってはライティングだけではなく、他の業務も外注することがあります。他の業務はアシスタント的なものから専門的な業務まで多岐にわたります。

具体的に解説していきます。

企画費 

1記事5千円〜2万円が相場です。

高品質の記事を作るには企画が重要です。どういった商品を誰にどういう意図で書くのか徹底的に作り込んでいく必要があります。

企画にはリサーチするにもコストがかかります。自社商品をライティングする場合でもコストがかかったり本業に専念したい場合は外注化しましょう。

記事構成

記事構成は記事戦隊の内容を作り込む作業になります。どういった構成をすればユーザーが読みやすく、SEOに評価されるように構成することも案件によっては必要です。ただ言われたとおりの記事を書くだけではなく、自分で考えて内容を作り込んでいかなければならないのでその分単価は上がります。

打ち合わせ費

案件によっては打ち合わせが必要なことがあります。特に取材の案件の場合は打ち合わせが必要なケースが多いです。打ち合わせも執筆に含まれている場合もありますし、時間がかかる場合は「打ち合わせ料」として報酬を支払うケースもあります。

画像選定

画像選定は1,000円〜5,000円かかります。

ライティングした記事をホームページに投稿する際は画像も一緒に挿入することが多いです。文章だけだと内容がわかりづらいからです。

画像選定は内容に合った画像を選ぶコストがかかります。また場合によっては図表やグラフを挿入することもあります。そうなるとよりコストもかかりますので、何をどこまでやってもらうか整理しておきましょう。

入稿費

入稿費はホームページにライティングした文章をアップロードするための費用です。

5,000円〜10,000円が相場です。

ワードプレスでの入稿が最近では多く、ライティングした文章と一緒にタイトルやタグ、メタディスクリプションの設定も依頼できます。

中には画像の差し込みをしてくれることもありますので、内容を確認していきましょう。

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ライティング外注の流れ

ライティング外注の流れ

ライティングの仕事を外注する際は段取り良く進めていくことでより費用に合ったコンテンツを作成することができます。

STEP
予算を決める

まずはMAXでどのくらいの金額に抑えるか予算を決めます。

「ボリュームも欲しい。記事の質も良く。値段は安くして欲しい」というのは通用しません。どれを優先していくか案件によっても分けていく必要があります。予算を決めていくことで「この内容でこの予算内だとどういう対応をしてもらえるか」ということがわかります。

※大前提としてホームページで何をしたいか目標を決めていくことが重要です。まだ目的が決まっていない場合は【2022年最新版】ホームページをリニューアルする目的と効果とは【5つのメリットあり】をご参考下さいませ。

STEP
キーワード選定する

ホームページで扱っている商品やサービスからキーワードを決めていきます。どのキーワードだったら商品購入につながるのか消費者心理を考えていきます。ライターによってはキーワード選定の依頼を対応してくれる場合があるので、相談していきましょう。

STEP
ライターを探す

クラウドソーシングやホームページからライターを探していきます。自社が求めている案件と予算をもとに探すのがいいでしょう。最低でも5件はピックアップしましょう。

STEP
見積り依頼する

各ライターや記事制作業者に見積りを取りましょう。見積りは早くて数時間で返信があります。見積りを出すだけで24時間以上かかる場合は対応が遅すぎるので検討しなくてもいいです。

STEP
発注する

ライターと条件の合意をしたら内容を再確認して発注します。クラウドソーシングの場合は先払いが必要で基本的にキャンセルできません。もちろん明らかに相手に非があればキャンセルが可能ですが、トラブルを少しでも防ぐために内容はしっかり確認しておきましょう。

総合的に判断することが必要

総合的に判断することが必要

本記事で解説してきたとおり、ライティングといっても業務やさまざまなので案件ごとに慎重に予算を決めていくことが必要です。

ある程度発注経験がある場合は相場がわかりますが、はじめての場合は手間もかかりますしリスクも大きいです。まずは見積りをとることが重要です。案件内容を詳細に決めた上で何人かのライターに見積りをとれば、おおよその費用感とどこまでライターが対応してくれるのかがわかります。

また、見積りをするときのメリットは他にもあります。それはある程度ライターとの相性がわかることです。メールの文面で文章力がわかったり、返信の早さでも仕事への姿勢を判断することができます。費用面だけではなく、ライターの実力、案件など総合的に判断していくことが必要です。

当社ではSEOライティングを中心にWEB制作をワンストップで提供しております。ホームページ運営でお困りなことがありましたらお気軽にご相談くださいませ。

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