「SEO対策って専門的すぎて難しそう」
確かにSEO対策は身近には聞かない言葉ですし、WEB集客に力を入れようとしていない限りは積極的に情報を仕入れる機会もないでしょう。
今回は下記のような悩みや課題をもっている方に向けての内容となっております。
- SEO対策の詳しい内容や具体的な対策を知りたい
- ホームページ制作を検討中で基本的な情報を知っておきたい
- ホームページをリニューアルする上でSEO対策を強化したい
SEO対策についてはじめて情報を仕入れる方にとってもわかりやすい内容となっています。本記事を読むことによってSEO対策の基本を知ることができ、どのように集客につなげていけばいいのかわかります。
ホームページのSEO対策の基本を知ることで会社の認知度拡大や売上アップにもつながりますのでぜひご参考くださいませ。
当社ではSEO対策を軸に記事制作やホームページの立ち上げをワンストップで提供しております。WEB制作でお困りなことがありましたらお気軽にご相談くださいませ。→SEO対策はこちら、ホームページ制作はこちら
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ホームページSEO対策の基本
SEO対策はそもそもなんなのか、どういったメリットがあるかについて具体的に解説していきます。順を追って読むことで自社のホームページ制作をする上でどういったかたちで役に立つのかがわかります。
SEOとは
SEOは「Serch Engine Optimization(サーチエンジンオプティマイゼーション)」の頭文字をとった用語です。日本語に訳すと「検索エンジン最適化」です。
基本的には「エス・イー・オー」と読みます。
SEO対策の目的
ホームページ制作においてSEO対策するのは検索で上位表示させることで自社の認知拡大や集客につなげるためです。
検索上位になるほど、その分ユーザーからもホームページを見られることになります。
たとえば実店舗でももし同じ商品を出店するとしたら田舎町の寂れた商店街より大都会の繁華街のほうがお店に気づいてもらいやすくなります。
そういった意味でネット上の検索順位は”立地”であり、検索上位にするのは好立地にお店を出すようなものということです。
SEO対策のメリットとデメリット
SEO対策は企業の目的や他のWEB集客と比較しながら検討しておくことが必要です。検討する上でSEO対策のメリットとデメリットを把握しておきましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
広告料がかからない | 時間と手間がかかる |
検索上位になれば大きな成果が得られる可能性がある | アップデデートのリスクがある |
ホームページの信用が上がりやすい |
SEO対策が広告と大きく違うのは時間がかかるということです。新しくアップデートしたコンテンツが検索に反映されるのは早くて3ヶ月前後、1年以上かかることも珍しくありません。
しかもようやく検索順位で上位にきても次の日にはGoogleのコアアップデートで圏外に飛ばされてしまうというリスクと隣り合わせです。
Googleのコアアップデート・・・Googleは不定期で検索順位の大幅な見直しを行います。年に数回行い、アップデートによって検索順位が上下します。
以上のことから、SEO対策のメリットを最大限に活かしつつ、デメリットを補えるよう広告など他の施策とバランスととって取り組んでいく必要があります。
SEO対策の効果
下記のグラフは検索順位ごとのクリック率の調査結果になります。
検索結果の上位になるにつれクリック率が高くホームページへの訪問に繋がります。1位のホームページは検索した人の20%以上に見られますが、3位になると1位の半分以下にしか見られません。
クリック率・・・検索結果に表示されたなかでユーザーがクリックした割合。100回Googleの検索に表示された中で1回クリックされたらクリック率は1%。
以上のことからSEOが認知拡大や集客にどれほど重要な立ち位置なのかがわかります。
SEO対策の費用
SEO対策をするための費用は制作会社によって違いますし、プランによっても変わってきます。たとえば特定のキーワードで「〇〇以内の順位を出したらいくら」というプランもありますし、月額固定でコンサルティング費用がかかる制作会社もあります。
ホームページ制作をするにあたってもSEO対策費用込みの場合もありますが、だからといって確実に検索順位が上がるものではありません。
そもそもSEO対策は長期的におこなっていくものでありすぐに効果は出にくいです。SEO対策をすることによってどういった成果が得られる見込みが出るか具体的に提案してくれるWEB制作会社を選ぶことが大切です。
「とりあえず周りがSEO対策をやろうと思っているからうちもやっとこう」という考えは危険です。WEB集客は目的ありきの施策ですので、自社の目的に合わなけらば無理にSEO対策をする必要はありません。
関連記事:【2022年最新版】ホームページをリニューアルする目的と効果とは【5つのメリットあり】
ホームページ制作時に行うSEO対策
ホームページを制作する際に行うSEO対策について一通り解説していきます。
WordPressで制作する
現在はホームページを新しく作る際はワードプレスで制作することが多いです。
当社のホームページもWordPressで作っています。
ワードプレスはテーマによってあらかじめSEO対策がされていたり、SEO対策のプラグインも充実しています。
ホームページ全体のテンプレートのことです。デザインやサイト構成などが一式になっている”パッケージ”です。無料のものから有料のものまでさまざまです。ちなみに当社ではSWELLというテーマを使っています。
ツールの設定
ツールについては最低でもグーグルアナリティクスとサーチコンソールを導入しておきましょう。どちらもホームページを解析するためのツールで、SEO対策には必須です。
これらのツールで解析することによって下記のようにさまざまなデータを取ることができます。
- 何が原因で検索順位が上がっていないのか
- どのくらいのユーザーがホームページを訪れているか
- なんのキーワードでページが認識されているのか
使いやすい構成を意識する
ユーザーがホームページを訪れたときに、パッと見てよくわからない構成だとすぐに離脱してしまいます。特に内容が煩雑だったりカテゴリーが整理されていない場合は離脱につながりやすいです。
ホームページの滞在率はSEOの観点から非常に重要です。
「離脱すること=滞在時間が短い=コンテンツに価値がない」とGoogleに判断されてしまいます。
具体的に使いやすいホームページの条件は下記のとおりです。
- スマホ対応している
- カテゴリーが整理されている
- すべてのページに2クリック以内で飛べるような階層
キーワード選び
SEO対策の中でキーワード選びは非常に重要なポジションです。検索で狙うキーワードを決め、そのキーワードに合った内容のコンテンツではないと上位表示も難しいです。
またキーワードは決めれば良いというわけではなく、より成約につながりやすいキーワードを選んでいかないといけないので難しいところです。
たとえば、もし川崎市内にあるカラー専門の美容院の場合、「美容院」というキーワードを狙うよりも「川崎市内 美容院 カラー専門」とした方が来店につながりやすいです。それは「美容院」と調べる人の中にはカットやパーマなどを探していたり、そもそも川崎市以外のエリアに住んでいるという場合があるからです。
より成約に近いキーワード選びをしないと検索上位をしてもあまり意味がないということです。
ビッグキーワードを狙うのも重要ですが、場合によってはロングテールの方を積極的にせめていく必要があります。
- ビッグキーワード・・・検索数が多いキーワード。上記の場合だと「美容院」にあたる
- ロングテールキーワード・・・複数の単語を掛け合わせたキーワード。上記の場合だと「川崎市内 美容院 カラー専門」
キーワードを選定するときはウーバーサジェストやラッコキーワードなどを使いましょう。
キーワードの検索ボリュームや難易度が難しすぎても上位に上がりにくいのでバランスを考えてキーワード選びをしていくことが重要です。
タイトルとディスクリプションの設定
キーワードを決めたら次はタイトルとディスクリプションの設定です。それぞれ解説していきます。
タイトル
たとえば先ほどの「川崎市内 美容院 カラー専門」のキーワードの場合のタイトルは「川崎市内のカラー専門の美容室〇〇。」などキーワードをタイトル内に盛り込むことです。
ちなみに当社の場合は「港区 WEB制作会社 不動産」のキーワードで検索順位をあげたかったので、タイトルが「港区のWEB制作会社 株式会社了」にしました。(2023年1月の時点で検索順位は2位)
ディスクリプション
ディスクリプションはホームページの紹介分となるものです。
下記は当社のタイトルとディスクリプションです。
当社の場合は「港区 WEB制作会社 不動産」というキーワードをタイトルとディスクリプションに入れています。
キーワードを盛り込むことでGoogleにも認識してもらいやすくなります。ただ、自社のサービスや商品に合ったキーワードにすることと、あまりに不自然に盛り込んでも読みにくいので注意しましょう。
ブログエリアを設置する
ホームページでは最低限のページしか掲載していないものもあります。ただそれだと情報が薄く、Googleにも評価してもらうのが難しいです。
そのため、ホームページを作る際にはブログエリアを設置するのがおすすめです。
- コンテンツを追加しやすい
- 情報が整理しやすく統一感を出せる
- 事業に積極的という印象を与えられる
弊社もトップページにブログエリアを設置しています。
ブログを書くことによってGoogleにも評価されやすくなりますし、ホームページを訪れた人にも何をしている会社か具体的に知ってもらうことができます。
実績を掲載する
実績はユーザーにとっての信用に繋がります。
同じコンテンツ内容だとしても、「誰が書いたか」によってコンテンツの信頼度は大きく変わってきます。
たとえばどこのだれかわからない人が書いたダイエット記事よりも「3ヶ月で10キロの減量に成功した現役トレーナーが教えるダイエット方法」の方が信頼できます。
ホームページにおいてもなるべくなにかしらの実績を入れることが重要です。
- 口コミ
- 売上や販売台数
- お客様の声
- メディア掲載実績
上記のように事業内容によって信用できる実績は違います。自社にとってお客様の信頼につながる実績を入れていきましょう。
SEO対策について注意点を把握しておくことも重要です。特にリニューアルの際はいままでとは別のデザインや構成に変更することがあり、SEO対策もそれに合わせていく必要があります。リニューアルの際のSEO対策については下記の記事で解説しています。
いますぐにできるSEO対策
SEO対策は費用もかかり、難しいというイメージもありますが、基本的にで自分たちですぐにできることもあります。現在ホームページがある場合はぜひご参考ください。
Googleでは推奨の対応
Googleで推奨されている対応としてはSSL化やサイトスピードの改善があります。
- SSL化・・・インターネット上の通信を暗号化する技術。このセキュリティ対策をしていないホームページはGoogleの評価が落ちやすい。
- サイトスピードの改善・・・サイトの速度が遅いとユーザーの離脱につながりホームページの評価が落ちやすい。画像の圧縮やプラグインの整理などの対策がある。
上記についてまだ対応していなかったら、対応すれば以前より検索順位が上がりやすくなります。
内部リンクを貼る
内部リンクを貼ることによってコンテンツの評価も上がりやすくなります。
コンテンツに内部リンクを貼ることによって情報を補足していることになり、コンテンツが充実しているとGoogleに認識されやすくなります。
ひととおりホームページの内容を見直してみて、リンクが貼れそうなところに貼っていきます。もちろん闇雲にリンクを貼ればいいというわけではなく、自然にコンテンツの内容を補足するように貼ることを心がけましょう。
ページを増やす
自社のホームページで狙いたいキーワードに関連するページを増やすことは有効な手段です。コーポレートサイトの場合、事業内容や実績などに盛り込んでいく必要がありますが、同時にブログコンテンツを充実させていきましょう。
当社の場合は「ホームページ制作」と「不動産」のキーワードを狙っているので、そのキーワードのカテゴリーを作りブログを書いています。
ホームページに関連するキーワードをブログに盛り込むことで、ホームページ自体の評価も上がりますし、同時に個別のブログ記事でも検索上位に上がりやすくなります。
実際当社のホームページでも新しく書いたブログほど検索順位が上がりやすい傾向にあります。
ページを増やしたからといって、内容が薄いものだったら意味がありません。意味のないSEO対策について一通り把握しておくことは重要です。ソロ活@自由人BLOGの以下の記事で解説されているのでご参考ください。
→SEO対策は嘘が多くて意味がない?5つの疑問を集めて解説!
リライトする
リライトとはホームページの内容を訂正することです。
ホームページは1度作ったら終わりではありません。
長期的に運営していき、会社にとって”資産”にしていくものです。
定期的にホームページのアクセスを分析してコンテンツの修正や加筆をしていきましょう。定期的に更新していくことでGoogleにも「最新の情報を提供しているサイト」という評価にもつながります。
さらに質の高いレベルに仕上げるためにはWEB制作会社にアクセス解析を依頼したりプロのライターへ外注してみるのも有効な手段です。
SEO対策で成功するには
繰り返しになりますが、SEO対策は一朝一夕にできるものではありません。数年単位でデータを追っかけてホームページを育てていくものです。
そのため、「すぐに結果を出したい」という場合にはSEO対策は不向きです。すぐに結果を求める場合はSEO対策ではなく広告の方が結果だけでいうなら出やすいです。(成功するかどうかはまた別の話です)
それでもSEO対策を本格的にしようとWEB制作会社に頼む場合は慎重に選んでいきましょう。特に費用面やどういった施策をしていくのかについては事前に聞いておくことが重要です。
下記記事もあわせてご参考ください。