地方移住は益子町がおすすめ!地域の魅力と支援制度、生活情報まとめ
益子町は栃木県南東部に位置する、美しい自然と活気ある人々が生活する陶器の産地です。栃木県ならではの風景を楽しみつつ、首都圏へのアクセスも便利であることから、移住に人気の町です。
本記事では、地方移住に興味がある方へ、栃木県益子町の魅力をお伝えします。移住の支援制度やイベント、おすすめのスポットまで解説をしているので、参考にしてみてください。
益子町の基本情報
所在地 | 栃木県南東部 |
人口(令和5年 5月1日時点) | 21,024人 |
面積 | 約89.4 km² |
アクセス | ・「東北自動車道栃木都賀JCT」から「北関東自動車道真岡」I.C.→ 国道294号線、I.C.より約25分。 ・東北新幹線で小山駅。水戸線に乗り換え下館駅まで約26分、下館で真岡鐵道に乗り換え約45分で益子駅着。 ・高速バス「関東やきものライナー」秋葉原駅から益子駅まで2時間半 |
家賃状況 | 1k:3.1万円〜/1LDK:4.4万円〜/3LDK:6万円〜 |
移住支援制度 | 移住支援金、お試し住宅、移住体験オーダーメイドツアー |
周辺施設 | 国指定文化財 西明寺/道の駅ましこ/益子陶芸美術館/益子県立自然公園 |
益子町詳細 | 栃木県南東部の芳賀郡にある益子町は、江戸時代の終わりから陶器の産地として発展し、昭和時代に人間国宝である濱田庄司の活動により注目された益子焼で有名。 |
益子町の魅力とは?
益子町は、恵まれた自然に囲まれて生活ができるうえに、首都圏へのアクセスも便利なのが特徴です。さらに、家族向けの住宅支援制度や優れた教育環境があることから、家族連れにとって理想の移住先です。
益子町の魅力について以下より詳しく解説します。
陶芸を中心とした芸術の町
益子町は、「益子焼」の産地として有名です。益子焼は国の伝統的工芸品に認定されていて、丸みを帯びた温かな形状が特徴。国内外から認められる陶芸品を誇る、芸術の町が益子町です。約250の窯元と約50の陶器店が存在し、芸術を愛する人々が絶えず移住しています。
また、益子町は陶器のみならず、革工芸や藍染めなどのさまざまな作り手が活動しています。芸術が身近にある環境での生活は、日常をより豊かなものにしてくれます。
利便性と自然環境のバランス
益子町は、自然と都市生活の良さを両立したい方におすすめです。田園風景などの自然風景は身近でありながら、宇都宮市へ車で約40〜50分で行けます。さらに、東京駅から益子駅までは約140分とアクセスも良好です。出張が頻繁な方や、首都圏との二拠点生活をしたい方に最適な町です。
子育てに優しい町
益子町は、町全体で子育てをサポートしてくれます。学校教育では、自然や地元文化を生かした活動が盛んで、子育て世帯が気軽に利用できる支援センターも完備。新しい環境での育児への不安も、支援施設やサービスが援助します。
さらに、益子町では子育て支援制度が充実しています。こども医療費助成制度や、保育料の無償化や副食費の免除など、家庭の負担を軽減する支援が受けられます。
暮らしを彩る地元のカフェや飲食店
益子町は、おしゃれなカフェや飲食店が多く立ち並びます。新鮮な地元産の素材を活かした栄養豊富で美味しい料理は、地元ならではの魅力です。また、地元の陶芸家による「益子焼」で料理が提供されることもあり、料理とともに陶器の美も味わうことができます。
子どもたちと一緒にカフェを散策したり、カフェでリモートワークに集中したり、自分だけのライフスタイルを満喫できます。益子町の各カフェを一目でチェックできる「ましこカフェマップ」も利用してみてください。
益子町の支援制度は?
益子町の支援制度について3つの項目に分けて紹介します。
- 移住支援制度
- 子育て支援制度
- 仕事支援制度
移住支援
東京圏から益子町へ移住をすると、「移住支援金」を受け取れます。単身者60万円、家族世帯100万円の支援金が支給されます。さらに、2023年4月1日以降に未成年者とともに移住した場合、世帯員1人につき100万円の加算が可能です。詳しい条件は、益子町公式ホームページ「移住支援金」を確認してみてください。
また、「益子町若者定住促進住まいづくり奨励金」が用意されています。一定の要件を満たした方が町内に新居を設ける場合、この奨励金を受け取れます。対象者は40歳未満で、町内に新築・建売住宅を購入した方です。こちらも益子町公式ホームページ「益子町若者定住促進住まいづくり奨励金」をご確認ください。
子育て支援制度
益子町には、以下のような子育て支援があります。
- こども医療費助成制度(18歳までの子どもの医療費を助成)
- 子育て世帯生活支援特別給付金(対象児童一人あたり5万円支給)
- ウェルカムベビー手当(胎児1人につき、3万円支給)
- 保育料無償化(0歳~5歳の子どもの保育料無償化)
- 副食費免除(第2子が誕生したら第1子以降の副食費の免除)
子育て支援は上記のみならず、まだまだあります。詳しく知りたい方は、益子町公式ホームページ「育児」を確認してみてください。
仕事支援制度
益子町では、起業や農業に対する支援が受けられます。
「起業支援補助金制度」では、起業準備や店舗賃料を補助します。補助金額は、事業開始の年齢や資金調達の状況により最大で100万円まで。また、事業所の賃料に対する補助も一定の条件下で最大72万円を提供します。
益子町公式ホームページ「起業支援補助金制度」参考
「新規就農者等支援事業費補助金」では、農業の新たな担い手を支援するため、新規就農者に補助金を支給しています。家賃補助、農業機械等導入費補助、種子・種苗購入費補助など、農業に対する補助を受けられます。
益子町公式ホームページ「益子町新規就農者等支援事業費補助金について」参考
移住イベントや相談は?
益子町へ移住を検討している方に最適な、イベントや相談窓口を紹介します。
【町内ツアー】移住体験オーダーメイドツアー
益子町では、移住を考えている方へ特別な体験ツアーを無料で提供しています。(交通費、飲食代、体験費用等は参加者負担)この「移住体験オーダーメイドツアー」は、参加者の要望をヒアリングし、その情報を基にツアープランを作成。住宅や生活環境、町の施設、移住者の経験談など、移住に関するあらゆる情報を得られます。
町内ツアーは、移住の疑問や不安を解消し、益子町への理解を深めるための、ステップとなります。
益子町公式ホームページ「移住体験オーダーメイドツアー」参考
【お試し居住】益子町のお試し住宅
益子町では、1カ月間の体験生活が可能な「お試し住宅」の利用が可能です。月額3万円で益子町の生活を体験できます。住宅は、駅やバス停、大型ショッピングセンターから近く、生活に必要な施設が充実している場所にあります。
家具や家電製品は全て整備されており、生活をすぐに始められます。さらに、提供される食器は全て益子焼で、楽しく料理を楽しめます。
益子町公式ホームページ「益子町のお試し住宅」参考
【相談窓口】ましこのコンシェルジュ
益子町の「道の駅ましこ」内に移住サポートセンターが設けられています。サポートセンターには「ましこのコンシェルジュ」が常勤し、益子町の実際の情報が得られます。
益子町への移住を相談したいという方は、観光の際にぜひ移住サポートセンターを訪れてみてください。
益子町公式ホームページ「ましこのコンシェルジュ」参考
益子町のおすすめスポットや会社は?
自然豊かな益子町は、陶芸文化が息づき、様々な魅力が詰まっています。ここでは、益子町のおすすめのスポットや会社をご紹介します。
益子焼窯元よこやま
「益子焼窯元よこやま」は、益子焼のショップ、ギャラリー、カフェ、レストランがあり、陶芸とともに心地よい時間を過ごせます。陶芸の世界に身を任せ、時間を忘れることができる特別な場所です。
また、予約制の陶芸体験教室を開催しており、プロの陶芸家の指導のもとで自分だけの益子焼作品を制作できます。初心者や子供でも安心して参加でき、陶芸の楽しさを満喫できます。
【公式サイト】益子焼窯元よこやま
アクセス
益子舘
里山リゾート益子舘は、益子町の魅力を知り尽くしたい方におすすめの宿泊施設です。かつての故郷を思わせるような温かな自然を感じることができ、安らぎを与えてくれます。盛りだくさんの緑が織り成す山あいの景色が、温かく迎え入れてくれ、温泉、館内、館外にても、心ゆくまで自然の恵みを堪能できます。
【公式サイト】益子舘
アクセス
和食 杣
和食杣は、42年の歴史を誇り、益子町の恵みを活かした本格的な和食を味わえるお店です。店主は東京・赤坂の名門料亭で腕を磨き、地元益子に戻って先代からのバトンを受け継いでいます。店主の祖父が経営していた材木屋の、珍しい木材による装飾も見どころです。
地元益子町のオーガニック野菜、栃木ゆめポーク、那須御養卵、明石浦の鮮魚、そして地元の日本酒。店主自らが選んだ益子焼の食器で提供します。定食から単品メニュー、丼もの、海鮮まで、バリエーション豊かな料理を楽しめます。
【公式サイト】和食 杣
アクセス
藤原陶房
藤原陶房は、空間の持つ調和を追求する陶芸の工房です。その作品は、空間の彩りを添えるバックグラウンドアートとして、空間と一体となる美学を作り出しています。陶芸のみならず、「蛍硝子」(ほたるがらす)というアート作品も魅力です。リサイクルガラスを使い、自然を大切にするメッセージを込めています。
藤原陶房は、陶壁と蛍硝子の制作を通じて、自然の循環を大切にしたアートを創造しています。
【公式サイト】藤原陶房
アクセス
ヒジノワ
ヒジノワcafe&spaceは、地元のボランティアにより運営される特別なコミュニティスペースです。2009年のアートイベント「Earth Art Festa 土祭」が起源で、益子町の古い街区で生まれました。一度は空き家となっていた100年の歴史を持つ民家が、アーティストや地元の住民、役場の職員たちの手によりアートの展示会場として生まれ変わったのが、ヒジノワのはじまりです。
イベント終了後、この空間を放置するのは惜しいと考えた参加者たちがヒジノワを設立。今日まで、ボランティアによる運営のもと、地元の人々が集まり、交流を深める場となっています。
【公式サイト】ヒジノワ
アクセス
益子町で理想の地域移住を!
栃木県南東部に位置する益子町は、美しい自然と都会とのアクセスが良好で、地域の芸術、特に陶器「益子焼」で知られる魅力的な町です。
多くのおしゃれなカフェや飲食店も点在し、新鮮な地元産の食材を味わうことができます。カフェ散策や、カフェでのリモートワークで生活を豊かにできるのが魅力です。
移住支援のイベントや、相談窓口、支援金なども充実しているので、移住に最適な町です。また、子育て支援が充実しており、町全体が育児をバックアップしてくれるので、子育て世代にとっても魅力的な移住先です。
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