【また!?】不動産営業マンが合鍵を作り不法侵入した事件

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中西諒太
監修者
静岡県出身。城都不動産株式会社 代表取締役。宅地建物取引士/2級ファイナンシャル・プランニング技能士/住宅ローンアドバイザー/日商簿記検定2級|賃貸仲介・売買仲介・賃貸管理会社にて勤務後、独立。現在はWEBメディア運営と不動産賃貸業を経営。
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先日、不動産営業マンが合鍵を作って入居者の部屋に不法侵入したというニュースを見ました。

不動産業界ではときどき不祥事がニュースとして取り上げられます。特に賃貸では、今回の事件のように鍵を悪用したものが多いです。

特に毎回起きている事件はシリンダーキーを使っているので、これから入居する予定の部屋がシリンダーキーの場合は注意が必要です。

もちろん引っ越し予定の人だけではなく、自分で不動産を持っている大家さんにとっても役立つ内容となっていますのでぜひ最後までお付き合いください。

中西諒太

私自身、現在不動産会社を経営しています。本記事では専門家や実体験に基づいた解説をしていきます。

ちなみに私が経営する城都不動産では、一都三県を中心に不動産事業をしています。お気軽にご相談くださいませ。

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目次

ニュースの概要

まずは今回のニュースの概要からお伝えします。

不正に合鍵を作成し女性宅に侵入、現金を盗もうとしたとして、不動産仲介業者に勤務する23歳の男性が逮捕されました。この容疑者は昨年12月に被害女性の契約を担当。物件の鍵を渡す際、密かに自分用の合鍵を作成していたとされています。

事件は今月10日午後7時半頃、女性が帰宅すると閉めていたはずの玄関が開いており、見知らぬ男性の靴が置かれていたことで発覚。女性が外に出て様子を伺っていると、自宅から豊崎容疑者が出てきました。その後、容疑者は女性に示談交渉を電話で持ちかけましたが、最終的には埼玉県所沢市内の交番へ自ら出頭し、逮捕となりました。

容疑者は取り調べで「借金が約100万円あり、返済に困っていた。女性であれば見つかっても逃げ切れると思った」と供述しています。

過去にもあった類似事件

実は、このような事件は過去にも何度か起きています。2022年には神戸で賃貸契約を担当した不動産会社社員が合鍵を使い住居侵入未遂で逮捕されました。

合鍵を使って住宅に侵入しようとしたとして、兵庫県警尼崎南署は26日、住居侵入未遂の疑いで、大阪市港区の不動産会社社員の男(21)を緊急逮捕した。

 逮捕容疑は同日午後6時15分ごろ、尼崎市七松町の集合住宅で、医師男性(27)方に侵入しようとした疑い。

 同署によると、男性の妻が部屋にいたところ、玄関の鍵を開けて入ってこようとする男と鉢合わせし、110番通報した。駆けつけた署員が、近くにいた男に職務質問し、合鍵を使って侵入しようとしたことを認めたため緊急逮捕した。

神戸新聞より引用

また、2017年には約6万戸の物件を管理する大手不動産会社の社員が合鍵を悪用し、管理物件に侵入して逮捕された事件も発生しています。

空き家ではないが、2017年には約6万戸の物件を管理する大手不動産会社の従業員が、合鍵を利用して管理物件に侵入し逮捕された事件があった。目的は窃盗である。その後の家宅捜査において、犯人の自宅から約200本もの合鍵が押収されたというのだから驚きだ。

現代ビジネスより引用

鍵管理の問題点やリスク

これらの事件が示すのは、不動産業界における鍵管理の杜撰さです。具体的にどういった問題点やリスクがあるのか解説します。

犯罪の温床になる

鍵がかんたんに手配できるような条件であれば、トクリュウのような犯罪の温床になるリスクがあります。

たとえば、空き物件の鍵があれば詐欺の荷物の届け先に指定されたり、振り込め詐欺のアジトに使われる可能性もあります。また、ペーパーカンパニーの住所に使われるなどのリスクもあります。

鍵の管理体制が杜撰

最近では電子キーも普及してきましたが、実際のところまだ多くの物件がシリンダーキーを採用しており、鍵は郵便ポストやキーボックスに保管されているのが現状です。そのため、不動産仲介業者であれば容易にスペアキーが複製可能な状態になっています。

また、新規入居時に鍵交換をしていない場合があり、内見時の鍵がそのまま入居後も使われるケースもあります。もし、内見時の鍵が誰か複製していたら部屋に侵入するのは容易です。

中西諒太

筆者も以前、内見時にキーボックスにシリンダーキーが入っていたのですが、実はそれが管理会社のミスで入居中の物件のスペアキーでした。それで間違えて入居中の部屋に入ってしまったことがあります。

イタンジで簡単にわかる

不動産業界では大半の会社が利用しているイタンジというシステムがあります。

イタンジはネット上で内見予約ができるシステムです。

ITANDIより引用

イタンジはIDとパスワードがわかれば仲介業者なら簡単に鍵の情報がわかります。もちろん中には業者鍵取りといって、不動産会社が直接管理している鍵がありますが、シリンダーキーが大半です。

しかもそ、その現地のキーボックスや郵便ポストにあります。

もしイタンジのログイン情報がわかっている状態で社員がやめたら鍵を調べ放題、悪用し放題という状態です。

被害に遭わないための対策

このように、かなり鍵についてはリスクがありますが、対策が取れないわけではありません。どうすれば鍵による被害が防げるのか具体的に解説します。

女性スタッフや専門の不動産会社を選ぶ

女性は特に、契約時に女性の営業スタッフを指名するか、女性専門の不動産会社を利用すると安心です。現在では「東京女性不動産」や「Kato-ya(かとうや)」など、女性スタッフのみの不動産会社も増えており、検索時に「地域名+全員女性スタッフ」で探すことも有効です。

電子キーやカードキーを選ぶ

鍵の複製リスクを下げるため、電子キーやカードキータイプの物件を選ぶことも効果的です。特に電子キーは暗証番号を入居時に変更できるため、過去の住人や仲介業者が悪用するリスクを下げられます。

自分で電子キーを後付け

シリンダーキーの物件に住む場合でも、「スイッチボット」など簡単に取り付けられる電子キーを後付けできます。退去時に元に戻せば費用も発生しません。

採用時に信用情報の確認

まず、不動産会社は事件を起こす可能性がある人は採用しないことが重要です。

今までの事件を見ると借金している人が多い傾向があります。お金にだらしない人は気を付けましょう。特に消費者金融や友人・知人から借金している場合は要注意です。

興信所を使わなくても、本人の許可があれば信用情報機関に開示請求することができます。

だいたい7日〜10日、費用も1,000円前後とリーズナブルです。

仕事内容上、借金をしているか確認する必要があると伝えれば同意を得られるはずです。

それでも断ってくるようであれば採用しなければいいだけです。ニュースになるようなトラブルを防ぐために、事前に予防策を貼っておくのが賢明です。

まとめ

今回のように金銭がらみの事件は不動産でも時々ニュースになりますが、こういった事件は氷山の一角であり、不動産業界における鍵の管理体制の不備を露呈しています。


不動産業界の人間がいうのもなんですが、銀行や不動産業界を完全に信用すること自体がリスクです。

自分自身の安全を守るために適切な知識や情報収集を行うことが重要です。引き続き、こうした重要な情報を配信してまいりますので、ぜひYouTubeもチャンネル登録をお願いいたします。

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