【地方移住】秋田県鹿角(かづの)市ってどんなところ?
東北地方での地方移住に興味があるけど、ぶっちゃけどこがいいの?
田舎はあまり情報や口コミが多くないからよく分からない…
どうしても田舎や地方は情報自体が少なく、かといって現地にいきなり行くのも大変ですよね。
今回は「秋田県鹿角市」に焦点を当てて、鹿角市の魅力や移住先としてのメリット・デメリット、またどういった方にオススメかを紹介していきます。
秋田県鹿角市について
鹿角市は秋田県の最北東部で、青森・岩手・秋田の3県の真ん中に位置しています。
県都の秋田市内へは車で片道2〜3時間と少し不便に感じますが、青森や盛岡などの県外の都市へ片道1時間程度と意外にも好アクセスです。
人口 | 27,742人(2023年11月時点) |
面積 | 707.5km2 |
周辺アクセス | 秋田市内:片道2.5時間(車移動) 青森・盛岡:片道1時間(車移動) |
家賃 | 賃貸で坪単価3,500〜5,000円程度 中古物件は500〜1,000万円程度。 |
支援制度 | ふるさとライフ引越し支援補助金 ふるさとライフ住宅改修支援補助金 移住者融資資金利子補給費補助金 ふるさとライフ移住しごと支援補助金 ふるさとライフ家賃等支援補助金 |
周辺施設 | 運動公園やスキー場などのレジャー施設が8箇所ほどあり、それ以外にも文化遺産や自然環境豊かなエリアが広がる。 |
秋田県鹿角市の魅力・特長
鹿角市の魅力といえばこの4つが有名です。
- 豊かな自然からなる沢山の施設・観光スポット
- 美味しい食べ物がたくさん
- 子育て支援サポートが豊富
- 移住者向けサポートが豊富
1つずつみていきましょう。
豊かな自然からなる沢山の施設・観光スポット
鹿角市には豊かな自然と、それらが形成する観光スポットや施設が豊富です。
- 世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一つで、縄文時代の配石遺跡でもある大湯ストーンサークル
- 木造校舎のぬくもりを活かしたカフェ、創作体験や滝めぐり、キャンプなどのアクティビティが体験できる「中滝ふるさと学舎」
- 国立公園十和田八幡平に代表される自然豊かな景観地
などの観光スポットがあります。
他にも市内にそれぞれ別の特色を示す3箇所の温泉郷を有しており、温泉好きには堪らない地域ですし、道の駅やお食事処も豊富です。家族で遊ぶのであれば自然が豊かな公園が複数あるので、家族でのんびりと自然を満喫することもできるでしょう。
美味しい食べ物がたくさん
鹿角市発祥の「きりたんぽ」をはじめ、市民のソウルフードでもある「鹿角ホルモン」、もちろん東北地方や秋田県の名産である「お米」「りんご」などの美味しい食材もたくさんあり、食べることが大好きな方には最高の地域でしょう。
子育て支援サポートが豊富
少子化が進む中、豊富な子育て支援サポートにより、子育て家庭の移住者が増加しています。保育園の待機児童は0人で、入園要件に合致していればすぐに入園することが可能ですし、、支援金も豊富です。
- 保育料は第1子より無償、国の無償対象外(0〜2歳児)も対象(一部所得制限あり)。3人目以降は所得制限がなく全世帯対象です。
- 医療費は18歳まで無償
所得制限により一部世帯では対象外となります。0歳児等を除き、月額1,000円上限の負担があります。 - 3人目以降が生まれた家庭の、一時預かり利用料等を応援(年15,000円上限)
- 教育費(小・中・高)3人目以降は年額最高36,000円の補助
※小学生は12,000円、中学生は24,000円の定額補助です。高校生は授業料、教科書購入の補助(上限36,000円)です。
移住者向けサポートが豊富
鹿角市では移住者向けサポートがかなり豊富に揃っています。
例えば引越しや住宅の購入・改修に関する支援として以下のような補助金があります。
ふるさとライフ引越し支援補助金 | 鹿角市に移住する際に、引越しのために要した費用を支払った方に対し、補助金を交付する。 | 補助対象経費の2分の1以内の額とし、単身者50,000円、世帯者90,000円を限度とする。 |
ふるさとライフ住宅改修支援補助金 | 市空き家バンク登録物件を購入・賃貸し修繕や家財撤去等をした方に対し、補助金を交付する。 | 修繕や家財撤去等にかかった費用から、住居のカテゴリに応じて最大50〜100万円を交付する。 |
ふるさとライフ家賃等支援補助金 | 市内の民間賃貸住宅に居住する子育て世帯、若者夫婦世帯、若者単身世帯に対し、初期費用と家賃の一部を補助します。 | 家賃や初期費用に応じて数万円程度(月額)を交付する。 |
ふるさとライフ移住しごと支援補助金 | 東京23区より、鹿角市へ移住し、かつ特定の求人により就職された方へ、支援金を交付します。 | ・補助額単身60万円/世帯 ・家族100万円/世帯 ※18歳未満の子ども1人につき100万円を加算 |
移住者融資資金利子補給費補助金 | 移住者向けローンを利用された場合の利子分を補助します。 | 銀行等から融資を受け取った場合、実質無利息で融資してもらえる。 |
この手厚い補助金制度によって移住にかかる費用や今後の負担を減らすことが可能になります。
移住前から移住後のフォローまで、移住者コミュニティーが魅力
鹿角市は、移住をサポートする団体「NPO法人かづのclassy(クラッシィ)」の存在が特徴的です。
地域おこし協力隊OB・OGが組織し、地域内の様々な人が関わるこの団体は、移住相談はもとより、移住後の仲間づくり、子育て、仕事や地域活動など、様々な活動を行っています。
活動拠点は、築140年を超える古民家。リノベーションにより宿泊も可能で、多くの人が集う場所となっています。
秋田県鹿角市のデメリット
秋田県鹿角市には以下のようなデメリットがあります。
- 冬はとにかく寒い
- クマが出るかもしれない
- 車が無いと不便
冬はとにかく寒い
当然ですが、秋田県の中でもかなり北方に位置する地域ですので、毎年冬には雪が積もります。どうしても寒いのが苦手な方には辛いかもしれません。冬季は最高気温が0度以下になる日も珍しくなく、大阪や東京などの地域から移住を検討されている方はかなりギャップを感じられるでしょう。
ただし、その分日本の美しい四季を直に感じられますし、意外に雪かきなど屋外作業することでポカポカ暖かくなる方もおられるみたいですので、まずはお試し移住ツアーで冬を過ごせるかどうか、検証して見ると良いでしょう。
クマが出るかもしれない
数日〜数週間に一度はクマの出没情報があるくらい、クマが身近な存在ですので、移住をしたら一度くらいは遭遇してもおかしくないでしょう。そういった野生の動物に対して恐怖心が強い方は住みにくさを感じるかもしれません。
もちろん市民の皆様はクマに対する心構えをお持ちですので、地域の先輩方や役場の方からそういった危険動物への対策をしっかりと聞くことで、怪我するリスクは減らせるでしょう。
車が無いと不便
市内にはJR花輪線が走っており、またバスやタクシーもありますので、一応交通機関を利用しての生活も可能ですが、家の所在地や目的地によっては車がないと厳しい状況も多々あります。もし車の免許を持っていない方は、移住前に免許の準備だけでもしておくと良いでしょう。
まとめ:どんな方におすすめ?
ここまで秋田県鹿角市の概要やメリット・デメリットについて紹介してきましたので、それらを基に「どういった方におすすめか」を選出してみました。
- とにかく自然が好きな方
- アウトドアが好きな方
- 風景や文化遺産などの写真を撮るのが好きな方
- 自然豊かな場所で子供と暮らしたいご家族
- 食べるのが大好な方
かなり自然が豊かな地域になりますので、自然と一緒に暮らしたい方にもってこいの場所となっております。
コメント
コメント一覧 (1件)
秋田県知事が隣の「小坂町は貧乏で文化的な物を修理する金が無い」と言ってますが、この鹿角市はそれ以上に金が無く、駅前だけは手をかけているが、少し離れると道路はボロボロで穴だらけ、堤防は崩れていても完全無視してます。
市役所職員と市長は税金を使ってパワハラがどうこう騒いで小学校の学級会みたいな事をしてます。
道路に穴が空いていたり、路肩が崩れていても平気な人が住むには良いところですが、美観を気にする人には向かないと思います。