【地方移住】次世代へのサポートが充実!井手町の魅力まとめ
京都府井手町は、子育てをする家族へのサポートに力を入れているまちとして注目されています。
今回は井手町へ移住を考えている方向けに、
「井手町ってどんなところ?」
「子育て支援の具体的なことが知りたい!」
「井手町のおでかけスポットは?」
など、それぞれの疑問に対する情報をまとめました。
この記事を読むことで、井手町へ移住を考えている方にはもちろん、井手町について初めて知ったという方にもその魅力をお伝えできるかと思います。
本記事の内容
- 井手町についてわかる
- 井手町に移住するメリットがわかる
- 井手町の代表スポットがわかる
井手町について
基本情報
井手町は京都府南部に位置する比較的小さな町です。田園風景が広がる穏やかな雰囲気のまちでありながら、子育て支援や、企業の立地や開発など、新しいことにも挑戦を続けている活気ある側面も伺えます。
以下では、井手町に関する基本的な情報を表にまとめました。
井手町の基本情報 | |
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人口 | 人口:7,195(令和3年) 世帯:3,460(令和3年) |
面積 | 18.04 km² |
周辺アクセス | 電車:奈良駅までJR奈良線で15分 京都駅までJR奈良線で30分 大阪駅までJR奈良線・東海道本線で60分 天王寺駅までJR奈良線・大和路線で60分 車:奈良駅まで30分 京都駅まで45分 大阪駅まで50分 天王寺駅まで60分 |
家賃状況 | 2DK:7万円 | 1K :4.9万円
支援制度 | ・井手町出産応援給付金 ・産後ケア事業 ・18歳までの医療費の無料化 ・チャイルドシート助成 ・絵本の贈呈事業 ・第2子以降の保育料の無償化 ・オーストラリアの姉妹校との相互派遣 ・給食費の無償化 ・空き家・空き地バンク ・井手町奨学金返還支援制度 (その他多数支援制度があります) |
周辺施設 | 井手町まちづくりセンター椿坂、大正池、六角井戸、蛙塚、弥勒菩薩磨崖仏、小町塚、高神社、万灯呂山展望台 |
詳細 | 井手町は田園風景の広がるのどかな町ですが、その一方でショッピングセンターや医療施設などに、車で10〜15分程度でアクセスでき、利便性にも優れています。 |
次世代へのサポートが充実!子育て支援に力を入れているまち
井手町の数ある支援制度の中で、特に注目したいのが「子育て」に関するサポートです。
近年は、地域全体で子育てをバックアップするために経済的な支援に力を入れている自治体を多く見かけます。井手町ではそうした定番のサポートに加えて、井手町ならではのユニークな取り組みもあります。以下では、特徴的な子育てに関するサポートや活動を抜粋してご紹介したいと思います。
- 子どもの医療費無料化
- オーストラリアの学生と国際交流
- 井手すくすくチャンネル(Youtube)
子どもの医療費無料化
対象 | 井手町の区域内に住所を有する0歳から18歳までの各種健康保険に加入している子ども |
申請方法 | 出生または転入届後、子どもが加入している健康保険証と印鑑を持参のうえ、子育て支援医療費受給者証交付を申請 |
利用方法 | 「健康保険証」と「子育て支援医療費受給者証(一部負担金無料記載のシールが貼ってあるもの)」を医療機関の窓口に提出 |
注意事項 | 「子育て支援医療費受給者証」は京都府以外では使用不可 |
井手町では18歳以下のお子さんにかかる医療費の自己負担が無料です。この「子どもの医療費無料化」の取り組みは、京都府南部地域では初の試みで、子育てをする上では非常に心強いサポートに間違いありません。
オーストラリアの学生と国際交流
井手町では、オーストラリアにある学校と姉妹校提携を結んでいます。隔年で代表生徒の海外派遣及び姉妹校生徒の受入を行っており、学生の国際交流・異文化理解に積極的な取り組みを実施しています。また、小中学生を対象とした「英検・数検チャレンジ推進事業」も行っており、英検や数検の受験費用を補助しています。
井手すくすくチャンネル(Youtube)
スマートフォンが急速に普及した現代社会では、子育てをしている中で、お子さんがネットで動画視聴するのは当たり前の時代になりました。また、感染症拡大の影響でお家時間が増えたことも影響し、幅広い世代でYouTubeを視聴する習慣が普及しました。
井手町ではこうした新しい習慣を子育て支援に取り入れたユニークな事業があります。「井手すくすくチャンネル」では、おもちゃづくりなどの親子で楽しめるコンテンツや、子育てに関する情報、井手町の魅力など幅広いジャンルを発信しています。
豊かな自然と利便性を兼ね備えたまち
井手町は奈良市や京都市といった、都会の近くに位置する町ですが、豊かな自然を魅力に持つまちでもあります。
- 玉川の桜
- 京都で一番桜が早く咲くまち(河津桜)
- ホタルが見られる
「玉川の桜」は並木がおよそ1.5キロメートルにわたって続く桜の名所があります。また、同じ桜に関連する魅力として、「京都で一番桜が早く咲くまち」を目指して、井手町まちづくりセンター椿坂の周辺で「河津桜」植樹の取り組みも行っています。
また、井手町では「源氏ボタル保護条例」を制定しており、町全体でホタルの保護活動を行っています。初夏には無数のゲンジボタルが舞う姿を見ることができます。
自然が豊かな地域はどうしても自然を守るために利便性を犠牲にするイメージが強いかもしれません。しかし井手町は上記でご紹介したような自然を守りつつも、そこで生活する人が便利に暮らせるバランスのとれた地域です。その具体例として、日々の生活で欠かせない買い物に関して以下の表にまとめました。井手町はコンパクトなまちですので、車を利用することで下記に挙げるお買い物スポットへおよそ5分〜25分程度で行くことができます。
大型ショッピングモール | ・アル・プラザ城陽 ・イオンモール久御山・イオンモール高の原 |
日用品・食材などのお買い物 | ・なごやか市(JA京都やましろ農産物直売所井手町店)(町内) ・サンフレッシュ・サンディ 三山木店(町外) ・スーパー山田屋 青谷店(町外)など ・クスリのアオキ井手店 |
【お得に買物】プレミアム商品券 | 町内で使用できる商品券で20%のプレミアム率がついています。 ※毎年2回、5000円/冊で最大10冊まで購入できます |
【こんな人にオススメ】井手町に移住するメリット
ここからは、「どういった方に井手町移住がおすすめか」具体的なメリットを挙げながらご紹介したいと思います。
- 幅広い子育て支援
- 周辺都市へのアクセスが良好
- 移住へのサポートも充実
幅広い子育て支援
冒頭でもご紹介しましたが、井手町は子育てに関して様々な角度から支援を行っています。
ここでは、お子さんの世代別に受けられるサポートをまとめました。
- 妊娠・出産のサポート
- 未就学・園児期のサポート
- 学齢期のサポート
妊娠・出産のサポート
井手町出産応援給付金 | お子様一人につき10万円の井手町出産応援給付金を支給 |
不妊治療補助 | 経済的負担を軽減するため、治療等に要した医療費の一部を助成 ※治療内容により限度額が異なります |
妊婦健康診査・妊婦訪問 | 公費負担で、妊娠中に医療機関での健康診査を受けていただくことが可能 |
新生児・乳児訪問 | 保健師が家庭訪問し、身体測定や、予防接種の説明、お母さまの体調も含めた育児全般に関するアドバイスを行うサポートが利用可能 |
産後ケア事業 | 助産師が家庭訪問し、出産後の悩みや実技指導、ケア等を行うサポートが利用可能 ※利用日数は3日が上限 ※利用料金は1日2,000円(生活保護・非課税世帯は無料) |
保健センターの設置 | 育児に関しては、主に乳幼児健診・相談・離乳食教室等の母子保健事業などを実施している |
「井手町出産応援給付金」をはじめとした、経済的な支援だけでなく、「産後ケア事業」や「新生児・乳児訪問」など実際にプロが赤ちゃんの子育てを直接サポートしてくれる体制が整っているので、初めての育児をするご家族も安心の環境です。
「妊娠・出産のサポート」に関して、ここには掲載しきれないくらい他にも色々な支援事業がありますので、興味のある方は以下に掲載する特設サイト(井手町公式HP)をご覧ください。
未就学・園児期のサポート
第3子以降の保育料の無償化 | 所得状況にかかわらず、未成年者(20歳まで)の兄弟姉妹がいる世帯の第3子以降の子どもの保育料を無償化 |
一時預かり事業 | お仕事や冠婚葬祭、リフレッシュなどのシーンで、有料で一時的にお子さんを預けられるサポート |
育児相談(保健センター) | 栄養面や身体の発育など、毎日の育児で抱える様々な心配事に、保健師や臨床心理士等など専門家に相談できるサポート |
子育て支援センターの設置 | 親子で一緒に遊んだり、育児の情報交換や相談のできる場所 |
病児保育利用料補助事業 | 「病児・病後児保育事業」を利用する者に対して、その利用料の一部を助成 助成額:生活保護世帯及び市町村民税非課税世帯2,000円 所得税非課税世帯1,000円 |
井手町では、保育園に入るまでの時期である未就学や園児期のお子さんのサポートも充実しています。
特に注目したいポイントとしては、「保健センターでの育児相談」や「子育て支援センターの設置」など、育児に関しての相談機会・情報交換の場が整えられている点です。
子育てで悩むご家族が孤立することなく、地域全体でサポートする体制は井手町の大きな魅力だと思います。
学齢期のサポート
全学校へ司書の配置 | 町立図書館から全ての小中学校に対して学校司書を週4日派遣 |
オーストラリアの姉妹校との中学生相互派遣 | オーストラリアの姉妹校と連携し、隔年で代表生徒の海外派遣及び姉妹校生徒の受入を実施 |
英検・数検チャレンジ推進事業 | 小中学生に対して英検や数検の受験費用を補助 |
中学校までの給食費の無償化 | 町内小中学校の児童及び生徒にかかる学校給食費を全額無償(町立保育園での給食も含む) |
徹底した食物アレルギー対応 | アレルギー対策の専用調理室を設け、食物アレルギーの原因となる食材を除去した除去食や代替食を調理・提供 対象児童生徒ごとに、調理・配食・配膳などの計8段階でチェックを実施 |
18歳までの医療費の無償化 | 入院・通院を含め、18歳になるまでのお子さまの医療費を全額無料 |
総合型地域スポーツクラブの設置 | 地域のスポーツ団体などにより運営する「IDEゆうゆうスポーツクラブ」を設置 スポーツ活動、レクリエーション活動、野外体験活動などを実施 |
井手町では義務教育課程の学生へのサポートも充実しており、冒頭でもご紹介した国際交流や検定取得の促進は特徴的です。
また、「18歳以下の医療費無償化」や「給食費の無償化」は京都府南部で初の画期的な取り組みで、井手町の新しいことへ挑戦する積極的な姿勢が伺えます。
上記まででご紹介した通り、井手町では赤ちゃんの子育て支援だけに限らず、その後の子育てに関するサポートも非常に充実しています。
地方への移住を検討している方で子育ての支援も重視したい方は、是非井手町を検討してみてはいかがでしょうか。
周辺都市へのアクセスが良好
井手町移住の際、もう一つの代表的なメリットとして挙げられるのが、「周辺都市へのアクセスの良さ」です。
井手町は「京都・奈良・大阪」の3つ、関西を代表する都市の間に位置しています。町内には「玉水駅」「山城多賀駅」の2駅あり、電車を利用して各都市への移動できます。
以下では実際に電車移動する際にかかる時間を簡単にまとめました。
- 奈良駅まで:15分程度
- 京都駅まで:30分程度
- 大阪駅まで:1時間程度(乗り継ぎ有り)
仕事に関しても周辺都市への良好なアクセスを活かした様々なワークスタイルが実現可能です。日中は都心部の出社し、終業後の生活は井手町で送るベッドタウンとして、あるいは必要なときだけ会社に出社し普段はリモートワークといった働き方も可能になります。
移住へのサポートも充実
井手町は地方からの移住者に向けたサポートも積極的に行っています。
特に注目したい取り組みとしては以下の2つが挙げられます。
- 空き家・空き地バンク
- 井手町奨学金返還支援制度
空き家・空き地バンク
地方移住を考えている方の中には、古民家の購入を考えている方も多いかと思います。
井手町ではこうした古民家などの「空き家」の売買を円滑に行い、地方移住・定住を促進するために「空き地バンク」の導入も行っています。
また、平成29年からは「空き地」も対象になったため、土地を買って新居を建てたい方にも魅力的な制度になっています。
井手町奨学金返還支援制度
募集期間 | 令和4年度卒業予定者対象 ・令和4年10月3日(月曜日)から令和5年2月28日(火曜日)まで |
募集対象者 | 下記の全てに該当する方 1.今年度中に大学等を卒業する 2.卒業後、井手町内に5年以上定住する見込みである 3.卒業後、就業等する見込みである(公務員はのぞく) 4.独立行政法人日本学生支援機構の第一種奨学金又は第二種奨学金の貸与を受けている |
支援内容 | 1年間に返還した奨学金額の2分の1(上限86,000円)を最大5年間 |
登録申請方法 | 井手町奨学金返還支援制度の詳細は井手町公式HP>> https://www.town.ide.kyoto.jp/kurashinojoho/kurasi_iju/1633914245039.html |
こちらの制度は、新卒生必見の奨学金返済に関するサポートになります。
近年では多くの学生が、大学進学の際に奨学金を貸与しています。井手町ではその返済の一部を支援金として助成してくれる取り組みを行っています。
これは主に井手町への定住を促進するための取り組みですが「地方で暮らしたい!」といった学生さんは是非一度チェックしておきたいサポートです。
【おでかけ】井手町の魅力的なスポット
最後に井手町にある休日におすすめのお出かけスポットをご紹介します。
井手町には、豊かな自然を活かした施設などが多く、のんびり休日を過ごしたい方はもちろん、家族で子どもと一緒にお出かけの際にも魅力的なところが沢山あります。
- 井手町まちづくりセンター椿坂
- 大正池
- 【話題】映画「神さまの轍」ロケ地めぐり
井手町まちづくりセンター椿坂
所在地 | 〒610-0302 京都府綴喜郡井手町大字井手小字石橋44 |
アクセス | 玉水駅から徒歩で15分 |
料金 | ・基本無料 ・施設の一部を貸し切りで利用される場合は下記の利用料金 【交流棟】 和室1(8畳)、和室2(8畳)、板の間(10畳) 【活動棟】 全室 各部屋、午前(9時~12時)、午後(13時~16時)、夜間(16時~)それぞれ4,000円 ・井手町在住の方は2,000円 ・陶芸窯ご利用の場合は別途使用料(窯・大3,000円、小900円…1回の焼成ごと)が必要 |
開館時間 | 火曜日、木曜日、土曜日(午前9時~午後4時) ※天候・利用状況等により、閉館時間が早まる場合があります |
休館日 | 月曜日、水曜日、金曜日、日曜日、木曜日の祝日、夏季(8月)、年末年始 |
公式HP | https://www.town.ide.kyoto.jp/iju/go/1572339161151.html |
「井手町まちづくりセンター椿坂」は名前の通り、井手町のまちづくりの拠点として2003年から設立されました。
「椿坂」とは、このまちづくりセンターの隣にある坂のことを指しており、この坂には「大和物語」において一度別れた男女がこの坂で再び巡り会ったという伝説が伝えられています。こうした、地域の人と人との出会いの場になれるよう思いを込めて造られたそうです。
現在は感染症拡大の影響により一部施設の利用制限がありますが、以前はお茶を飲みながらのんびり休憩したり、イベントが開催されたりなど、地域の人々が気軽に集まる憩いの場として使用されていました。
お散歩やハイキングの休憩がてら、井手町まちづくりセンター椿坂に立ち寄って、のんびりとした穏やかな時間を過ごすのにおすすめのスポットです。
大正池・大正池グリーンパーク
所在地 | 〒610-0301 京都府綴喜郡井手町大字多賀小字一ノ谷20-1 |
アクセス | 電車:JR玉水駅から徒歩1時間50分 車:国道24号→府道和束井手線を車で15分程度。 ※有料駐車場有り ※途中細い道があるためバスでのアクセスは不可 |
料金 | 【日帰り利用の基本料金】 野外・館内日帰り利用料(1人) 大人:600円、中高生:550円、3歳以上:550円 ※その他オプション有り。詳しくは公式HPを御覧ください。 |
開館時間 | 9時から17時(受付開始は9時30分) |
休館日 | 毎週水曜日、年末年始(12/28〜1/4) ※閑散期は臨時で他の曜日でも休業していることもあるのでお問い合わせください |
お問い合わせ | TEL/FAX:0774-99-4733 |
公式HP | https://taisyouike.sakura.ne.jp/GP/ |
「大正池」とは京都府内最大級の農業用ため池です。この大正池と大自然を活かしたアウトドア公園が「大正池グリーンパーク」で、キャンプやカヤックツアーなどを楽しむことができます。また、バンガローやメインハウスなども併設されているので、屋外で寝るのが苦手な方や、小さなお子様連れでも楽しめるアウトドアスポットです。
井手町に引っ越した際にはアクティブな休日を大正池グリーンパークで過ごしてみてはいかがでしょうか。
【話題】映画「神さまの轍」ロケ地めぐり
『神さまの轍』は井手町を舞台に、ロードバイクに青春を捧げた若者たちの姿を描いた映画です。映画の主題がロードバイクであることからも、ロケ地をサイクリングしながら巡ることができる、いわゆる「聖地巡り」が話題となっています。
サイクリングの好きな方はもちろん、道中の「高神社」や「万灯呂山展望台」などの観光スポットをめぐりたい方にもおすすめです。
井手町公式サイトではオフィシャルなロケ地マップが配布されていますので、興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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