【地方移住】羽後町ってどんな街?羽後町の魅力まとめ!(秋田県雄勝郡羽後町)
「地方移住を検討しているけど、どこが良いのか分からない」、「羽後町は実際に良いのか分からない」
このように疑問や不安を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、地方移住を検討されている方に向けて、秋田県雄勝郡羽後町の概要や魅力、移住支援制度の詳細、移住者の実際の声などを調査しました。
羽後町は、山に囲まれた自然豊かな地域です。
また、町内で毎年行われる「西馬音内の盆踊」は、日本三大盆踊りと称され、県内でも有数の観客動員数を誇ります。
この自然と伝統文化に恵まれた魅力あふれる羽後町について、実態を調査しましたので、ぜひ当記事で羽後町のことを知っていただきたいと思います。
羽後町の基本情報 | |
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所在地 | 秋田県雄勝郡羽後町 |
人口(令和5年5月) | 13,539人 |
面積 | 230.78km² |
周辺アクセス | 湯沢駅→秋田駅(新幹線):80分(1時間20分) 秋田駅→仙台駅(新幹線):120分(2時間) 秋田駅→東京駅(新幹線):240分(4時間) |
家賃相場 | 2LDK:約2.68万円 |
地方移住制度 | 羽後町移住支援金 羽後町体験住宅 「フラット35」地域連携型 羽後町空き家バンク |
周辺施設・スポット | 道の駅うご 端縫いの郷、五輪坂スポーツガーデン、五輪坂アルカディア公園、天馬美術館、五輪坂温泉としとらんど、五輪坂スキー場、西馬音内盆踊り会館 |
詳細 | 周囲は山に囲まれた地域で、羽後町役場がある中心部には学校や商業施設、北部には温泉施設やゴルフ場、スキー場、公園など自然環境豊かなエリアが広がる。 |
羽後町の魅力は?
秋田県雄勝郡羽後町は、秋田県の南部に位置する豊かな自然と伝統的な日本文化を受け継ぐ町です。
羽後町には、古くから受け継がれ日本三大盆踊りの一つとして有名な「西馬音内盆踊り」が伝統文化として多くの人に知られています。
また、美しい自然環境に恵まれ、冬季には積雪により、スキーや雪遊びなどを楽しむことができます。
「羽後町は実際にどんなところなのか?」、代表的なポイントとして以下のことがあげられます。
・自然豊かな環境と伝統的な文化
・新鮮な食べ物
・充実した子育て制度
・手厚い住宅補助制度と安価な住居費
・各地の自然豊かなスポット
自然豊かな環境と伝統的な文化
「緑と踊りと雪の町」というキャッチフレーズの羽後町は、その言葉の通り、森林や野原が全体の70%を占める自然豊かな地域です。
また、約700年前から受け継がれる伝統的な盆踊り「西馬音内の盆踊」は、日本三大盆踊りの一つとして知られ、毎年県内でも有数の観客動員数を誇ります。
ちなみに、全国で行われる「日本三大盆踊り」は以下になります。
・郡上踊り(岐阜県郡上市八幡町)
・阿波踊り(徳島県徳島市)
・西馬音内の盆踊り(秋田県雄勝郡羽後町)
スーパーやコンビニ、飲食店、病院などは町の中心部にまとまっており、利便性も悪くない地域です。
新鮮な食べ物
羽後町は、自然豊かな環境を活かした、その地域特有の特産品やご当地グルメが多くあります。
羽後町の特産品として以下のものがあげられます。
・羽後牛/うご牛
・スイカ
・キュウリ
・ひばり野オクラ
・西馬音内そば
・あきたこまち
・ふくたち
・羽後麦酒
また、羽後町の有名なご当地グルメとして以下があげられます。
・西馬音内そば
・まんじゅう
・ジェラート
特に、羽後町は「西馬音内そば」の発祥地とされ、つなぎに布海苔を使ったコシの強い麺が主流で、冬でも冷たいダシをかけて食べる「冷がけ」が代表的なスタイルのそばです。
県外からも美味しい「西馬音内そば」を求め、多くの人が訪れます。
充実した子育て制度
羽後町は、女性の社会進出や共働き世帯が多いのも特徴で、そのサポートとして手厚い子育て支援制度があります。
以下に、羽後町で取り組む子育て支援制度の一例をご紹介します。
羽後町の子育て補助制度 |
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・乳幼児やその保護者が気軽に集い交流できる「羽後町子育て支援センター」 |
・0~18歳までの児童にかかる医療費を全額助成 |
・うごまち「未来の宝」応援給付金として、第3子以降の児童を養育する場合に6歳まで助成金を支給。また、第4子以降には、6歳の誕生月に一時金を支給。 |
・認定こども園2歳児クラス保育料無料 |
・認定こども園3歳クラス以上の副食費無料 |
・チャイルドシート購入費を助成 |
その他、羽後町では様々な子育て支援制度を設けています。
詳細は、羽後町公式ホームページからチェックしてみてください。
(羽後町公式HP:https://www.town.ugo.lg.jp/life/index.html?category_id=6)
手厚い住宅補助制度と安価な住居費
羽後町は、上記の子育て支援の一環として、以下のような住宅補助制度も設けています。
羽後町の住宅補助制度 |
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・三世代同居や多子世帯に向けた住宅取得応援する「三世代同居・多子世帯住宅取得奨励金」 |
・固定金利住宅ローン「フラット35」を利用する場合、「フラット35地域連携型」の金利引下げを受けられる制度 |
・県外から転入し、初めて羽後町に住む人が半数以上いる世帯に対して、住宅取得費用の1/2(上限100万円)を支給する「県外転入者住宅取得奨励金」 |
(羽後町公式HP:https://www.town.ugo.lg.jp/life/detail.html?id=1917)
また、羽後町の家賃相場は2LDK、3K、3DKで「3万円弱」と、都心部に比べて大幅に家賃を削減することができます。
各地の自然豊かなスポット
羽後町には、自然の恵みを活かした美しい景観のスポットや有名な観光地が多くあります。
以下に、人気な自然スポット、観光スポットをご紹介します。
・西馬音内盆踊り会館
・五輪坂アルカディア公園
・五輪坂温泉としとらんど
・道の駅 うご 端縫いの郷
・五輪坂スキー場
特に、羽後町は冬季に雪が降りしきり、「五輪坂スキー場」は頂上の標高100mと日本一標高の低いスキー場として知られています。
小さい子供や年配の方でも手軽に楽しめるのが特徴のスキー場です。
羽後町移住者への手厚い支援
羽後町では、移住者に対して手厚い支援や移住を体験できる施設を整備しています。
移住を検討されている方は、羽後町の移住者支援制度を確認し、自分が適用されるかチェックするようにしましょう。
羽後町移住支援金
「羽後町移住者支援金」は、東京23区に在住していた方や通勤していた方が羽後町に移住された方に適用される支援金です。
受けられる条件と補助金額は以下になります。
羽後町移住支援金が受けられる条件 |
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・東京23区内に在住していた方 |
・東京圏(※)から東京23区に通勤していた方 |
東京圏(※)…東京都(東京23区を除く)、埼玉県、千葉県及び神奈川県のうち条件不利地域以外の地域
羽後町移住支援金の額 | |
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単身で移住 | 60万円 |
家族で移住 | 100万円 |
※子育て世帯の場合は、18歳未満の子ども1人につき100万円が加算される。
詳細は、羽後町の公式ホームページで公開していますので、以下リンクからチェックしてみてください。
(羽後町公式HP:https://www.town.ugo.lg.jp/life/index.html?category_id=6)
羽後町体験住宅
羽後町へ移住を検討されている方や暮らしを体験したい方に向けて、体験住宅サービスを行っています。
体験住宅詳細は以下になります。
羽後町体験住宅 | |
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利用対象者 | 羽後町での暮らしを体験してみたい町外在住の方 |
利用可能日数 | 3泊4日から13泊14日まで |
利用料金 | 1泊2日 2,500円(冬期【11~4月】3,000円/暖房費込) |
周辺施設 | ・役場:約1分 ・道の駅:約1分 ・コンビニ:約2分 ・スーパー:約3分 ※車での所要時間 |
※年始年末(12月29日~翌1月3日)は休館となります。
ご利用希望の2週間前までに問い合わせ、申し込みが必要です。
詳細は、羽後町の公式ホームページで公開していますので、以下リンクからチェックしてみてください。
(羽後町公式HP:https://www.town.ugo.lg.jp/life/detail.html?id=1280&category_id=69)
「フラット35」地域連携型
住宅金融支援機構と羽後町が協力し、若年子育て世帯や三世帯子育て世代、県外転入者世帯に対し、住宅取得に対する借入金利を一定期間引き下げる制度です。
引き下げ率は以下になります。
引き下げ率 | |
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対象世帯 | 引き下げ率 |
若年子育て世帯・三世代同居世帯 | 当初10年間0.25% |
県外転入者世帯 | 当初5年間0.25% |
(羽後町公式HP:https://www.town.ugo.lg.jp/life/detail.html?id=2113)
県外転入者世帯も対象となるため、移住を考えている方はチェックするようにしましょう。
羽後町空き家バンク
羽後町が運営する「空き家バンク」では、移住者、定住する方を対象に、購入や賃貸が可能な町内の空き家を紹介しています。
空き家の所有者が売りたい、貸したい空き家を「空き家バンク」に登録し、その情報を見た空き家を買いたい、借りたい方との橋渡しを町と宅建業者が協力して行います。
(引用:羽後町公式サイト)
羽後町は、手厚い移住支援が整っており、住居費も安価に抑えられるため、移住先としてはうってつけの地域と言えるでしょう。
羽後町移住者の実際の声は?
羽後町への移住について、「実際にはどうなの?」、「実際のメリットやデメリットを知りたい」といった方もいらっしゃると思います。
以降では、羽後町へ移住した方の声や、メリット、デメリットをご紹介します。
移住して良かった点・メリット
まずは、羽後町に移住して良かった点やメリットをご紹介します。
羽後町に移住して良かった点・メリット |
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・静かで自然豊かな地域なので、空気も水もおいしい。 ・人口が少なく、自分のペースで暮らせる。 ・現代は、昔ながらの近所付き合いは少ない。 ・都会の無味乾燥な感じが全くなく、治安が良い。 |
豊かな自然環境で、空気も水もおいしく、自分のペースで生活することができることが大きなメリットとしてあげられました。
また、近年は昔ながらの近所付き合いは少なく、都心と比べて治安が良いというコメントも見られました。
不便に感じた点・デメリット
続いて、羽後町に移住して不便に感じた点やデメリットをご紹介します。
羽後町に移住して不便に感じた点・デメリット |
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・どこにも行くにも自家用車が必須。 ・都心のように夜遅くまでやっている店が少ない。 ・冬季の雪が降る時期は、車の運転が怖い。 ・地域によっては、近くスーパーやコンビニまでが遠く、車で移動しなければならない。 |
デメリットとしては、やはり地方特有の都心と比べて公共交通機関が発達しておらず、自家用車が必須になる点や地域によっては、スーパーやコンビニが遠いという意見がありました。
また、冬季は雪が降り、車での運転が難しくなるという意見も見られました。
まとめ
今回は、秋田県雄勝郡羽後町の地方移住について、羽後町の魅力や移住の支援制度、メリット、デメリットなどをご紹介しました。
羽後町は、移住者への支援や住居費の支援が整っており、移住にかかる費用や住居費を安く済ませることができる特徴があります。
日本の伝統文化も受け継ぐ、自然豊かな町で、必要最低限の費用で地方ライフを楽しむのも良いのではないでしょうか。
ぜひ、地方移住に今回ご紹介した「羽後町」を候補に入れて、検討してみてください。
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