仲介手数料の値下げ交渉はできる?【プロの現役宅建士が解説】

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中西諒太
監修者
静岡県出身。株式会社了代表取締役。宅地建物取引士/2級ファイナンシャル・プランニング技能士/住宅ローンアドバイザー/日商簿記検定2級|賃貸仲介・売買仲介・賃貸管理会社にて勤務後、独立。現在はWEBメディア運営と不動産賃貸業を経営。
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不動産の取引をするとき発生する「仲介手数料」

手数料といっても安いものではなく、それなりの金額がかかってきます。

売買の場合・・・「物件価格の3%+6万円+消費税」
賃貸の場合・・・「賃料の1ヶ月+消費税」

上記の金額がかかってくるわけですが、「少しでも初期費用を抑えたい!」という人は多いはず。不動産会社の中には仲介手数料が半額、中には無料なんていう会社もあります。

不動産会社に交渉すれば、仲介手数料は安くなるのものなの?

うまくいくような値下げ交渉方法や注意点があったら知りたい

今回は上記のような悩みをもった方に向けて執筆しました。

本記事を読むことによって、仲介手数料の値下げ交渉のコツだけではなく、注意点もわかりるようになり、より安全でお得に不動産取引ができるきっかけになります。

「賃貸の引越しでトラブルなく仲介手数料を安くしたい!」という方はは仲介手数料無料のサービスを利用するのがおすすめです。オンラインで無駄なお金をかけていないため、実店舗の不動産会社よりも初期費用を安く抑えることができます。
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目次

仲介手数料は値引き交渉できる

仲介手数料は値引き交渉できる

結論から言うと仲介手数料は値引き交渉ができます。

具体的な理由は下記のとおりです。

値切り交渉は法律違反ではない

先述したとおり、仲介手数料は上限が決められているだけであって下限はいくらにしてもいいものです。極論を言えば無料でもいいですし、実際のところ物件によっては仲介手数料を無料にしている不動産会社もあります。

値切り交渉は法律違反ではありませんし、交渉すること自体は自由です。不動産会社としてはお客様から交渉しない場合に仲介手数料を値下げすることはほとんどないので、タイミングと言い方を間違えなければ交渉してみるのもいいでしょう。

不動産会社が安くしてでも決めたいことがある

不動産取引の時期や仲介店の事情によっては仲介手数料を安くしてでも決めたいことがあります。

例えば1~3月のいわゆるお引越しシーズン以外の時期の場合は、お客様の来店が少ないこともあります。そのため、空室が続く物件は埋まらない状態が続きます。空室を埋めるために仲介手数料を安くしてくれる場合があります。

また、会社の決算期や月末など少しでも売上を確保しておきたい場合なども仲介手数料を安くしてもらいやすいです。営業マンのノルマが厳しい場合も仲介手数料を安くしてでもノルマを上げたいという場面も多々あります。

もちろん、お客様の立場からすると上記のようなタイミングを見極めるのが難しいと思いますが、より交渉しやすいタイミングを次から解説していきます。

値引き交渉の方法

値引き交渉の方法

仲介手数料は値切り交渉すれば二つ返事で応じてもらえるというものではなく、タイミングや伝え方が重要になってきます。交渉の方法をきちんと理解した上で交渉していけば、より値引きできる確率や金額において有利になります。

タイミング

仲介手数料は値引き交渉のタイミングによっても金額や交渉できるかが変わってきます。一番良いタイミングは初期対応のときです。具体的には、1回目に不動産会社へ行ったときです。部屋を紹介してもらう時に、正直に初期費用を抑えたく仲介手数料を安くしたいことを営業マンに伝えましょう。その方が、初期費用から逆算して条件に見合う物件を紹介してもらいやすくなります。

一番悪いタイミングは案内を何件もしてもらって最後に交渉すること。わざわざ労力を使って物件を紹介し案内したのに最後で交渉されたら営業マンからしたらたまったもんじゃありません。後述しますが、思わぬデメリットがありますのでこのタイミングでの交渉は絶対やめましょう。

また、先述したとおり、シーズン的にはお引越しシーズンを外すとより交渉しやすくなります。人気の物件ではなくてもお引越しシーズンには物件を探している人が非常に多いので決まりやすいです。また不動産会社側からしても忙しい時期に交渉されるより、仕事にゆとりがあるときのほうが交渉に応じやすいです。

どうしても1月~3月ではないと引っ越しできないという人ではない限り時期は外したほうがベターです。

お客様の中には「仲介手数料は安くして当たり前」という考えの人もいます。ただ、仲介手数料は不動産会社の貴重な売上ですし、営業マンの歩合にも反映されます。営業マンも人間です。自分が安く契約することだけを考えず相手目線に立った取引を心がけていきましょう。

伝え方

不動産営業マンに交渉するときには、主にメール、電話、対面という手段になります。交渉するときは迷わず対面にしましょう。メールや電話だと真剣さが相手に伝わりにくいです。対面の場合は、お客様にわざわざ足を運んでもらった思ってもらえるので、メールや電話よりは交渉を優位に進めやすいです。

交渉時するときに仲介手数料を安くする理由を言わなかったり、ひどい場合には「仲介手数料は安くしてあたりまえ」などと横柄な態度を取るお客様も中にはいます。

厳しいようですが、仲介手数料を安くするのは大半がお客様都合です。人気の物件は仲介手数料を安くしなくても決まりますし、理由なく値切り交渉したところで「なんだこの人」と思われかねません。

営業マンも人です。あくまでも謙虚な姿勢で「経済的に厳しい」など相手が納得するような理由を伝えた方がお互い嫌な気分をせずに取引を進めていくことができます。

交渉時の注意点は?

交渉時の注意点は?

仲介手数料の交渉は自由ですが、必ず値引きできるというものではありません。むしろ、交渉のタイミングを誤ってしまうと思わぬ落とし穴にはまります。ケースによっては逆に交渉しなければよかったということもありますので見極めが必要です。

交渉するにあたっては下記のことを注意していきましょう。

  • コストがかかる
    条件がつく可能性がある
    フリーレントや交渉の条件
    紹介してもらえる物件が絞られる
    値切ると不動産会社の利益減につながる

繰り返しになりますが、仲介手数料の値引きは不動産会社にとってメリットはほとんどありません。仲介手数料の値引きによって会社自体の利益が減ってしまうので「消臭消毒」「消火剤」などの付帯を必須でつけたり、広告料がある物件しか紹介しない業者もあります。

広告料とは・・・不動産会社が大家さんからもらえる報酬のこと。相場は賃料の1~3ヶ月くらい。広告料をつけたほうが物件が埋まりやすい。逆を言えば良い物件ほど広告料をつけなくても決まるので、仲介手数料を安くして欲しいという人には広告料がつかないいい物件を紹介しないことがある。

また、仲介手数料を安くする分、フリーレントや家賃交渉をしない営業マンもいます。安くした分、自分の労力もそれに見合った労力にしようとするんですね。もちろんすべての営業マンがそういうわけではありませが、そういったリスクは把握しておきましょう。

さらに具体的な内容については【要注意!】仲介手数料の値引き交渉に潜む5つのリスク【相手目線で考えよう】で解説していきます。

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まとめ

まとめ

仲介手数料はタイミングや伝え方をうまくやれば交渉できるものです。ただ、注意点もしっかり把握した上で信頼できる不動産会社に依頼することも大切です。

もし、安全に仲介手数料を安くしたい場合は、はじめから交渉してくれるのが前提のサービスを利用することが効果的です。

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もちろん登録料や利用料は無料ですので、まずは試しに使ってみましょう。
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