不動産屋が儲かる仕組みとは?
儲かる業界というと不動産があげられることが多いです。そんな不動産に興味があり、就職や事業について興味がある人もいるのではないでしょうか?
本記事では下記のような内容となっています。
- 本当に不動産屋は儲かるのか
- 不動産屋はどういった仕組みで儲かっているのか
これから不動産で就職や起業を検討している人にとっては役立つ知識となってますのでぜひご参考ください。
不動産業界は他の業界とは違った独自のルールや待遇があります。そのため、転職活動をするときはより不動産事情に詳しいところから情報収集をしていくことが重要です。不動産業界に強い転職エージェントは下記で紹介してますのでぜひご参考くださいませ。
→不動産業界に強い転職エージェントおすすめ21選!選び方と成功のコツや注意点を徹底解説!
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不動産屋の儲かる仕組み
不動産は扱っているものの金額が大きいというのが儲かると思われる理由のひとつです。
確かに1回売れば入ってくる金額は大きいですが、収益といっても細かく分けると複数あります。
不動産屋の収益としてはおもにインカムゲインとキャピタルゲインがあります。
- インカムゲイン・・・継続的に安定して入ってくる収益
- キャピタルゲイン・・・売却など単発的に入ってくる収益
不動産の場合は、管理料や家賃収入がインカムゲイン、仲介手数料や転売益がキャピタルゲインになります。さらに業種ごとにどういったものが収益源になるのか解説していきます。
賃貸仲介
賃貸仲介の主な収益減は仲介手数料です。賃貸の場合は賃料1ヶ月分+消費税です。
10万円×10%の消費税=11万円
ちなみに管理費や共益費は賃料に含まれません。
仲介手数料は借主からもらい、それとは別に広告料を不動産オーナーからもらえることになります。多いのが賃料1ヶ月分の広告料のケースです。
賃貸は他にも収益源があります。それは契約時にかかるものです。
- 消臭抗菌代
- 室内消火剤
- 火災保険料
- 引っ越し紹介料
- 24時間サポート
- ライフライン紹介料
- 保証会社手数料
上記のものがすべてつくわけではなく、物件など状況によっても変わってきます。
関連記事:賃貸の消臭抗菌代はいらない?元アパマン店員が徹底解説!
売買仲介
売買仲介の場合も賃貸と同様仲介手数料が主な収益減になります。売買の場合は買主側から仲介手数料をもらいますが、「専任媒介契約」などの場合は売主側からも仲介手数料が発生します。
専任媒介契約・・契約の一種で依頼者が他の不動産屋に重複して依頼できない契約。不動産屋は専任媒介が取れれば売主から仲介手数料をもらえ、買主を自社で見つければさらに買主からも手数料がもらえる。
賃貸管理
賃貸管理ではアパートやマンションなど物件も管理料をもらいます。毎月決まった額が入ってくるので収益が安定するという特徴があります。もちろん管理する不動産の数を増やせばそれに比例して収入が上がってきます。
商店街でいかにも潰れそうな不動産屋が意外と儲かっているのも賃貸管理をしているケースが多いです。昔から営業しているので管理する不動産の数も多く、横のつながりもあります。
また、管理物件の所有者は高齢なことも多く、相続など不動産売却で依頼があるときはさらに収益を確保することができます。
億単位の取引を預かれば、1回の取引で1000万円以上の仲介手数料が入ってくることもあるので、そうなれば儲かっていることになります。
不動産賃貸業
不動産賃貸業は自社で物件を保有して運営していくことです。いわゆる不動産投資といわれるものも本来は不動産賃貸業で、家賃収入がメインの収益源になります。
不動産賃貸業では物件を多くもつほど家賃収入の金額も大きくなります。また、相場が上がったり、空室の物件を埋めて売却すればさらにキャピタルゲインも狙います。
安定した収入を得つつ、臨時収入もあれば儲かっているといえます。
不動産屋は誰でも楽に儲かるわけではない
ここまで解説してきて「やっぱり不動産屋は儲かるのか」と思う人もいるでしょう。確かに取り扱う金額も大きいのでうまくいけば儲かります。ただ不動産屋になれば必ずうまくいくわけではありません。
不動産屋で儲かるためにはそれなりの知識や経験、リスクなどもついてきます。
信用や経験の積み重ね
不動産業界は横の繋がりが強く、「あそこの会社が〇〇をした」などちょっとした噂でもすぐに広まってしまいます。そういった信頼はすぐにはできず、積み重ねが必要です。
常にリスクと隣り合わせ
不動産屋は他の事業よりも扱う金額が大きい分リスクもあります。
- 節税による赤字
- ローン破綻
- 資産下落
上記のようなリスクに備えていくことが儲かることにもつながっていきます。
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