【経験談】賃貸仲介営業はきつい?1日のスケジュールと仕事内容について解説しました
賃貸仲介の営業に興味がある人で具体的な業務内容を知りたいという人もいるのではないでしょうか?
賃貸営業は常に接客をしているというイメージはありますが、実際の仕事内容や1日のスケジュールをみてみると、実は接客業務だけではない部分も見えてきます。
実際、お客様と接する以外の業務時間の方が長い日も多いんですね。
僕自身、完全未経験から賃貸仲介の営業をはじめたので、はじめのころは想像していた仕事内容と実際の仕事のギャップに少し驚きました。
今回は賃貸仲介の転職を検討しているという人が少しでもリアルな仕事内容を知れればと思い執筆しました。
「自分は営業が得意だから賃貸仲介が向いている!」という人も本記事を読むことで一通り業務内容を知っておいた方が入社してからのミスマッチが少なくなるはずです。
不動産業界は他の業界とは違った独自のルールや待遇があります。そのため、転職活動をするときはより不動産事情に詳しいところから情報収集をしていくことが重要です。不動産業界の転職に成功したい場合は以下の記事が役立ちますのでぜひご参考くださいませ。
→不動産業界に強い転職エージェントおすすめ21選!選び方と成功のコツや注意点を徹底解説!
賃貸仲介営業の仕事内容
賃貸仲介営業はマンションやアパートを借りたい人に物件を紹介し成約までつなげるのが大まかな仕事内容です。
物件掲載→問い合わせ→案内→申し込み→契約
ものすごくざっくりですが、上記のような仕事内容です。
お部屋探しをしたことがある方ならなんとなく流れがわかると思います。
具体的にみていきましょう。
賃貸物件の掲載と更新
賃貸物件は賃貸仲介会社が扱う「商品」であり、まずはこの商品を掲載することからはじまります。物件情報はレインズは管理会社のホームページから新着情報を調べて掲載や更新をしていきます。
不動産会社によってSUUMOやアットホームなど掲載する媒体が違いますが、最近では一括入稿といって1回登録するだけでいろんな媒体に登録できるシステムを導入している会社も多いです。
物件の掲載は本当に地味な作業で、時期によっては1日の多くをこの作業に費やすくらいです。
ただ、物件をどう工夫して掲載するかで反響や売上も変わってくるので、とても重要な作業であることに変わりありません。
写真撮影
ネットに掲載する物件の外装や内装写真を撮影をします。ネットで物件を探す時にまず一番はじめに目がいくのが写真です。
不動産会社の中には写真撮影のためだけにカメラマンを雇っているところもあるくらい重要な業務です。写真撮影は明るい昼間にいく事が多いです。
お客様を案内した帰りなど他の業務のついでに写真撮影をすることもあるので、どの物件が空室か常に把握しておくことが必要です。
お問い合わせ対応
ネットで見た物件をお客様が問い合わせします。電話やメールが主な連絡手段ですが、最近だとラインを導入している不動産会社も増えてきましたね。
もちろんいきなり店舗に来店されたお客様の接客もします。基本的に問い合わせ対応の最終目的は来店です。
お客様が問い合わせした物件が本当は空室でなくても、「空いてるのでぜひ一度来店してください!」という営業マンもいるくらいです。
窓口接客
お問い合わせから来店されたお客様に接客をします。お問い合わせして頂いた物件を参考に条件のすり合わせをしていきます。
もちろん窓口接客の方法は営業マンによって違います。長い営業マンだと1時間以上話し込むこともありますが、僕の場合は20分ほどでした。メールや電話の段階で条件を絞るという形にしてました。
特に忙しい時期は1組のお客様に時間を掛け過ぎても回らないので、そのへんのバランスを考えていくことが大切です。
内見
来店したお客様を物件に案内します。最近ではお客様自身がネットで見たい物件を絞ってくるケースが多いので、来店してからすぐに内見にいくこともありますし、問い合わせからそのまま現地で待ち合わせというケースもあります。
内見は1件あたり15分ほどで、移動を含めるとおおよそ1時間で3件くらい内見ができます。営業マンによって内見の数は違いますが、僕の場合は2、3件が平均でそれ以上は滅多にしていませんでした。
特に5件以上は条件が絞れてない人が多いので、忙しい場合は見送るという判断をしなければならないこともあります。
契約業務
内見した物件をお客様が気に入れば契約に向けて手続きを進めていきます。
申し込み受付
基本的には管理会社の指定の申込書に個人情報を記入してもらいます。
申し込み時には免許証やパスポートなどが必要になるので、来店時に案内しておくのがおすすめです。
入居審査
申し込みを受け付けたあとは入居審査に入ります。入居審査は信用保証や収入など総合的に判断されます。そのため、入居審査が落ちたとしてもその理由は開示してもらえません。
賃貸仲介会社によっては「どんなお客様でもとりあえず審査する」というスタンスのところもありますが、あまりに横柄だったり細かい人はお断りするところもあります。
変な人を入居させたら管理会社やオーナーからの印象が悪くなり、今後の付き合いに影響するからです。
契約対応
契約手続き自体は1時間前後の時間がかかります。
重要事項説明やライフラインの案内、署名・捺印や振り込みの案内があります。
最近では契約業務をネットで完結するところも増えてきましたが、まだまだ対面が主流です。
その他の業務
上記の業務以外にもやることはまだまだあります。
お問い合わせがあったお客様への追客や契約書類の手配、管理会社への挨拶回りなど仕事を探せばキリがありません。必要な業務や優先しなければならないことを決めなければいつまでも終わらないので注意が必要です。
賃貸仲介営業の1日のスケジュール
賃貸仲介の場合はお店の開店時間が9時や10時のところが比較的多いです。そのため、開店時間の30分前までには出勤します。会社によってはシフト制で分けているところもあります。
下記は僕が賃貸仲介営業をしていた頃のある日のスケジュールです。
- 9時半出勤、店内の掃除など開店準備、朝礼
- 10時メールチェックや電話対応
- 11時物件掲載、更新
- 12時昼休憩
- 13時お客様来店、案内、申し込み
- 15時お客様現地待ち合わせ、写真撮影
- 17時契約手続き
- 18時物件更新
上記がざっくりした業務内容ですが、お客様からの問い合わせ状況、スタッフの数、時期によっても状況は変わります。
特に店舗や会社によっても業務状況は変わるので臨機応変に環境に対応できる能力が求められます。
実際の求人
上記はdodaに掲載されていた求人です。最近ではZOOMなどを利用したオンライン対応も増えてきていますね。
効率良く仕事をしている不動産会社を選んでいけば売上も作りやすく残業も少なくなりやすいです。
不動産業界に詳しいエージェントを利用して情報収集していきましょう。
→不動産業界に強い転職エージェントおすすめ21選!選び方と成功のコツや注意点を徹底解説!
賃貸仲介会社の選び方
知名度があるかどうか
賃貸仲介会社の特に重要な部分は「集客」です。集客ができていない会社の場合は売上を作るのも難しくなります。当然物件更新の作業も増えてくるので、残業をすることもあります。
離職率が少ない会社を選ぶ
不動産会社は離職率が高いところが多いです。離職率が高いのは残業が多いなどなにかしらの理由があります。自分だけで転職活動を進めると、どの会社がどういう勤務状況なのか見えにくい部分があります。
大切なのはよりリアルな情報です。そのため、不動産会社の離職率や勤務実態など現場の情報を集めていきましょう。
不動産業界に強い転職サービスを利用していけばより現場に近い情報を集めることができ、入社後にギャップを感じるリスクを減らすことができますよ。
不動産業界に強い転職サービスは以下の記事で解説していますのでぜひ一度読んでみてください。
→不動産業界に強い転職エージェントおすすめ21選!選び方と成功のコツや注意点を徹底解説!
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