宅建の勉強時間はどのくらいで合格できる?効率的な勉強方法も解説【テキストはいらない】

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中西諒太
監修者
静岡県出身。株式会社了代表取締役。宅地建物取引士/2級ファイナンシャル・プランニング技能士/住宅ローンアドバイザー/日商簿記検定2級|賃貸仲介・売買仲介・賃貸管理会社にて勤務後、独立。現在はWEBメディア運営と不動産賃貸業を経営。
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宅建って難しいってきくけど、どのくらい勉強時間が必要なの?

効率よく勉強する方法があれば知りたいな

宅建の勉強をこれからしようと思ってる人、また現在勉強中の人の中には、勉強時間の目安を知りたい人もいるでしょう。本記事では、宅建の勉強時間だけではなく、効率的な勉強方法や受験の戦略も解説していきます

  • 宅建の勉強時間の目安を知りたい
  • 実際の勉強スケジュールはどんな感じか知りたい
  • 働きながらでも効率良く勉強する方法を知りたい
  • 勉強時間の確保が難しい場合はどうすればいいかわからない
  • 少しでも合格する確率を上げるには何をすればいいのか

上記のような悩みをもった方を対象として記事となってます。

宅建は、勉強方法や計画をしっかり立てれば、誰でも合格が可能な資格です。

実際、私も年収120万円程のショップ店員でしたが、年収は3倍以上になりました。大げさではなく、人生が変わる資格なので、チャレンジする価値は大きいです。

不動産業界は他の業界とは違った独自のルールや待遇があります。そのため、転職活動をするときはより不動産事情に詳しいところから情報収集をしていくことが重要です。不動産業界の転職に成功したい場合は以下の記事が役立ちますのでぜひご参考くださいませ。
不動産業界に強い転職エージェントおすすめ21選!選び方と成功のコツや注意点を徹底解説!

目次

宅建の勉強時間の目安は?

宅建の勉強時間の目安は?

一般的に、宅建は難しいというイメージがあり、勉強時間がかなり必要と思う人もいるでしょう。それは、1年以上勉強したり、何回か勉強してようやく合格する人がいるのも理由だからです。ただ、合格者の声をきくと、実はそこまで多くの勉強時間の確保は必要ではありません。具体的にみていきましょう。

勉強時間の目安は300時間

宅建の勉強時間の目安は300時間です。

平日2時間、休日6時間の場合だと、約3ヶ月で300時間になります。

もちろん実際は人によります。集中力や勉強方法だけではなく、もともとある知識も違いますからね。僕の場合、法律知識ゼロ、高卒でも300時間くらいだったので、ゼロからスタートでも十分合格可能な勉強時間です。

参考までに、下記は宅建以外の資格の勉強時間の目安です。

資格名勉強時間
司法試験 10,000時間
司法書士2,000時間
税理士試験1500時間
中小企業診断士1000時間
行政書士1,000時間
簿記2級100時間

ちなみに宅建の資格スクールでは8ヶ月というプランもありますが、そこまではにいらないです。長い期間勉強しても、なかなかモチベーションを保つのも難しいからです。

宅建は難しい試験ではない

「宅建=国家資格」ということもあり、一般の人からみると、宅建は難しいっていうイメージがあります。実際、合格率が10%弱というデータということと難しいと感じる理由の一つのでしょう。

ただ、この合格率って、正確な数字なですけど、本当の合格率はもっと高いんですよね。というのも、受験者の中には、結構な割合で「本気で受けていない人」がいるからです。

例えば、会社や学校に「強制的に受けさせられた」「なんとなく受けてみよっかな」なんていう冷やかしの人もいます。

こういった人達がいるので実際の難易度はそこまで高くありません。実際に、しっかり対策を立ててマジメに勉強した人だけでカウントすれば、合格率は2割は超えるでしょう。

いずれにしても、そこまで身構えるほどの難易度ではなく、本気で受験していない人がいるからこそ、逆に合格できると捉えるとチャンスです。言い方は悪いかもですが、ちょっと頑張れば周囲を出し抜けます。

宅建は独学合格も十分可能

前述のとおり、実態はそこまで難しい試験ではないので、独学合格も十分に可能です。

宅建の合格者は、独学者よりも通学者の方が多いですが、だからといって、必ずスクールにいく必要はありません。学費も10万円以上かかるものもあるので、お金に余裕があったり、会社や学校から補助がある人でなければなかなか通うのも厳しいでしょう。

目的は試験に合格することであって、スクールに通うことではありません。

記事の後半で解説していく勉強法を間違えなければ、独学での合格も十分に可能です。

詳しくは、宅建を取りたい!独学で宅建試験に効率良く合格できる勉強法で解説しています。

独学ではなくてスクールを考えている人はオンラインスクールが効率良く学習できます。おすすめは資格スクエアです!無料で資料請求や相談もできます。

準備が最重要

そこまで身構えるほどの難易度ではないというものの、ろくに対策を立てなかったり、無駄な勉強をしていると合格が遠ざかるというのもまた事実です。何年も受からなかったりする人がいるのもその証拠です。

勉強の計画が狂ったら、どれだけ勉強しても合格は難しいです。だからこそしっかり計画していくことが重要です。

宅建試験は準備段階からもう始まっているからです。

宅建の勉強を効率良くすすめる方法

宅建の勉強を効率良くすすめる方法

前述のとおり、宅建に合格できるかは、事前の準備でほぼ決まります。

宅建の勉強で必要な準備をいくつかしておくだけで、合格する確率がグンと上がるのです。具体的な方法を解説していきますね。

宅建勉強で必要なもの

まず、宅建の勉強に必要な物を紹介します。

まずは、教材からです。

テキスト

過去問

予想問題集

合格可能です。特に過去問と予想問題集は超重要です。過去問と予想問題集は超重要です。

これら全部合わせても1万円くらいです。

この3つがあれば合格できるのでかなりコスパ良いです

空き時間を活用する

宅建合格には、300時間が目安というものの、社会人にとって勉強時間の確保難しいでしょう。特に平日は残業したら2時間の確保でもかなり難しい。

働きながら勉強しなければいけない状況の人は、空き時間を活用しましょう。通勤、昼休みなど、隙間時間を活用すれば、人によっては1日1時間以上作ることも十分に可能です。

特におすすめなのがユーチューブとアプリ学習。

You Tube

YouTubeは「宅建みやざき塾」がおすすめです。特に話がスッと頭に入ってくるので、学習の初期でも役立ちます。

アプリ

基本的には、過去問のアプリをダウンロードして使いましょう。過去問のアプリならなんでもいいですが、10年分の過去問ならなお良いです。

https://apps.apple.com/jp/app/%E5%AE%85%E5%BB%BA-%E9%81%8E%E5%8E%BB%E5%95%8F-2020/id1437470550

「毎日残業で、帰るのが10時くらい」など、ホントに余裕がない人は、会社を辞めて勉強時間を確保するのも一つの手段です。特に雇用保険に1年以上入っている人は失業保険があるので、給付金をもらいつつ勉強できます。プレッシャーはかかりますが、勉強時間は大量に確保できるので、考える価値は十分にあります。

とにかく過去問をやりこむ

過去問は超重要です。全部の勉強時間のうち、最低でも半分以上の時間を過去問に使ってもいいくらいです。過去問の重要性、学習方法を解説していきます。

過去問は受験のバイブル

過去問の重要性は大学受験のバイブル「ドラゴン桜」でも言われています。「ドラゴン桜」は大学受験の漫画ですが、過去問が重要というのは資格試験にも当てはまります。

ちなみに「ドラゴン桜」は受験のテクニックが網羅されているので、今後、資格を取るなど、受験をしていく予定がある人にはおすすめです。。

丸暗記するつもりで

毎年、過去問にはないような問題が出題されますが、それらは全体からすればごく一部です。しかも、こういった問題でも過去問の知識があれば解けます。

つまり、暗記をすれば、いろいろなところで応用が効くのです。

ポイントは、覚えてもすぐ忘れるのは仕方ないことなので、そこは割り切って繰り返し復習していくことが重要です。

繰り返しやる

過去問は、10周できればかなり合格率は上がります。

過去問1冊を10周分というのは、10年分になります。僕もなるべく早い時期に10周終わるようにしていました。

10年分はかなりボリュームがあり、最初は時間もかかります。僕の場合、最初は1年分終わるのに5時間以上かかりましたが、最後の方は1時間もかかりませんでした。誰でも周を重ねてくごとに短くなってくるので安心して下さい。

付け加えると、2周目以降は、「確実に覚えた」という問題に関しては飛ばして大丈夫です。

10周目に近づくと、わからない問題は半分くらいになります。

注意点は問題と答えをセットで覚えないことです。例えば、問題を見たら、「この問題の答えは3番だ」など、問題文と答えの番号を結びつけること。内容を人に説明できるくらいにしましょう。

優先科目を決める

宅建試験は50問ありますが、分野ごとの配分を理解して上で対策を立てていく必要があります。

  1. 宅建業法 20問
  2. 民法 14問
  3. 法令上の制限 8問
  4. 税・その他 8問

なによりもまず、宅建業法を優先的にやり込みましょう。50問中20問前後と、一番大きなウエイトを占める上、不動産の仕事に役立つ知識が詰まっているのが宅建業法です。宅建業法だけは満点を取るつもりでいきましょう。

覚えるだけで全然いけます。「暗記が苦手」という人も。ここは我慢です。小細工なしで覚えれば点の確保ができるといってもいいくらい。

民法は一番後回しにしましょう。癖が強い問題が毎年出るので、点数の確保が難しいんですよね・・・。民法にこだわりすぎるとキリががありません。

なので、優先順位としては、下記の通りです。

『宅建業法⇛法令上の制限or税・その他⇛民法』

なお、試験本番もこの順序で回答していくのをおすすめします。

テスト用紙では民法からですが、順番に解いていくとすぐに時間が過ぎるので要注意です。

満点を狙ってはいけない

勉強する時に注意しておきたいのが、満点を狙わないこと。完璧主義の人にありがちですが、満点を狙うと、短期間での合格は難しくなりますし、何よりもプレッシャーになります。満点を取る必要性は皆無です。

法律家になったり、弁護士を目指したり宅建の講師を目指してるならともかく、不動産業界に入るためなど、「とにかく合格できればいい」という方は無駄なことはするべきではないんですよね。

気楽にいきましょう。

狙う点数の目安としては、合格最低点よりちょい上くらいです。

宅建の合格最低点は約7割なので、35点~40点くらいを狙っていきましょう。

就職もあり。5問免除で受ける

宅建試験には宅建業者で働いている人が対象の5問免除があります。少しでも合格率を高くしたい方は、まず就職してしまうのも一つの手段です。

ちなみに5問免除の対象は、アルバイトや派遣の人でも対象になるので、時間がない人は正社員以外の雇用形態で働きながら勉強するというのもありですね。

「5問免除はずるい!」という人もいますが、点数と時間が確保できるのはなにもずるいことではないです。むしろそう思っている人がいるのはチャンスです。

不動産業界は、未経験者でも比較的入りやすい業界です。求人を見てから決めてもいいですね。
不動産業界に強い転職エージェントおすすめ21選!選び方と成功のコツや注意点を徹底解説!

まとめ

合格最低点を取る、なるべく少ない時間と手間で勉強する。

こういったことはずるいという意見もありますが、実際のところ受かればいいんですよね。

どんな勉強法をしようが、カンニングするなどルールを守ってる限り、「ズルい」という言葉はあてはまりません。

合格率が10%以上の試験なら、真面目に勉強すれば何度でも受かる自信があります。これは誰でも実現できます。

少しキツい言い方かもしれませんが、「学歴がないから・・・」「お金がないから・・・」「時間がないから・・・」というのは言い訳になっしまいます。。勉強方法さえ間違わなければ、誰でも合格のチャンスはありますし、試験は誰にとっても平等です。

だからこそ、チャレンジする価値は十分にある資格です。

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