リースバックの家賃と買取価格の相場はいくら?計算方法や高額買取のコツを徹底解説!
リースバックは自宅を売却しても住み続けることができる不動産の取引形態のことです。
リースバックは家賃と買取価格の相場が通常の不動産売却とは異なるため、はじめてリースバックを検討していている人にとっては知っておかなければならない重要なことです。
本記事はリースバックの家賃と買取価格の相場だけではなく、どうすればより高額な買取り価格にしてもらえるかについても解説していきます。
本記事を読むことによってリースバックを失敗するリスクを抑え、高額で自宅を買い取ってもらえることにもつながります。
- 今の自宅に住み続けたい
- 毎月の住宅ローンの支払いがきつい
- 自宅がどれくらいの価格なのか知りたい
- 少しでも高額な買取価格にしてもらいたい
上記に1つでも当てはまり、リースバックを少しでも検討している方にとっては役立つ内容となってますのでぜひご参考ください。
リースバック会社は自分に合った会社を探すことが最重要です。自分の希望に応えてくれるリースバック会社を見つけることができれば高額売却につながり、安心して自宅に住み続けることもできます。リースバックを成功させたい場合は複数リースバック会社に査定してもらうことからはじめましょう。
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リースバックとは
リースバックはあまり聞かれない言葉のため怪しいと思う人もいますが、仕組み自体は難しいものではありません。
リースバックは所有している物件を売却し、新しい所有者に家賃を払うことで賃貸として自宅に住み続けることができる仕組みのことです。
通常の不動産売却は売却したら自宅から引っ越しすることになりますが、リースバックの場合は自宅に住み続けることができるのが最大のメリットです。他にもリースバックには様々なメリットがあります。
- 税金や火災保険料のコストを抑えられる
- 売却から現金化するまでのスピードが早い
- 将来的に買戻しできる可能性がある
リースバックの仕組みやメリット・デメリットについては以下の記事でわかりやすく解説しています。
関連記事:【初心者向け】リースバックとは?仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説!
リースバックの買取価格の相場について
リースバックの買取価格の相場は、エリアなど条件にもよりますが、市場価格の60~70%ほどです。具体的に解説していきます。
一般的な買取価格の相場について
リースバックの買取価格は条件によって変動します。
たとえば、立地や築年数など条件が良い物件なら80%以上、悪い場合だと50%になることもあります。リースバックの場合、リースバック会社が不動産取得費用や市場価格の定価を理由に、買取価格を低くしようとする傾向があります。それがリースバックが市場価格より買取価格が低くなる原因です。
とはいえ、買取価格が市場価格より安くなったとしても、トータルで考えればメリットが大きい人も少なくないので、リースバック利用者も増えています。
地域による買取価格の相場
リースバックも通常の不動産売却と同様、地域によって買取価格が左右される側面が強いです。特に首都圏や駅近の物件は買取価格が上がりやすいです。逆に地方や駅から遠い物件だと買取価格は安くなる傾向にあります。
築年数が古いと有利
一般的には築年数が古いと売却価格が下がる傾向があります。しかし、リースバックの場合は買取価格を決めるときに物件の下落リスクが考慮されます。
築年数が古い物件は今後の価値下落リスクが低いため、必ず築年数が古い物件の買取価格が安くなるというわけではありません。
リースバックの買取価格の計算方法
リースバックの買取価格を計算する場合、まずは市場価格を調べます。
調べた市場価格に0.6~0.7を掛けます。
買取価格=物件の市場価格×60%~70%
例えば市場価格が3000万円の物件の場合は1800万円〜2100万円が買取価格の目安になります。もちろんリースバックの契約内容や物件の状態によって価格は上下します。
リースバックの家賃相場について
リースバックの家賃相場については、物件の買取価格や利回りなどから決まります。一般的な賃貸で家賃を決めるのと異なる部分があるので具体的に解説していきます。
リースバックの家賃は買主が決める
リースバックでは買主(新しい所有者)が家賃を決めます。家賃は売却価格・期待利回り・周辺相場を参考にして決めていきます。
リースバックでは買取価格と家賃のバランスをみることが重要です。あまりに高い家賃だと支払いができなくなるリスクがあります。ただし、家賃が安い場合でも契約期間によっては更新できないことがあるので注意しましょう。リースバックの契約期間については以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:リースバックは何年住める?賃貸期間の目安と長く住み続けられる方法を徹底解説!
期待利回りから家賃を計算する
リースバックの場合、物件を買い取るのは多くの場合不動産業者です。そのため、家賃は一般的な賃貸の相場ではなく、買取価格を元にした「期待利回り」から計算されます。
期待利回りで計算することによって買取りした金額がどのくらいの期間で元が取れるかわかるからです。
期待利回りはリースバックの契約内容などによって変動しますが、下記にシミュレーションをしてみました。
査定価格 | 6% | 8% | 10% |
1,000万円 | 50,000円 | 67,000円 | 83,000円 |
3,000万円 | 150,000円 | 200,000円 | 250,000円 |
5,000万円 | 250,000円 | 330,000円 | 420,000円 |
上記のシミュレーションからわかるとおり、買取価格が高いと家賃が高くなる傾向があります。いずれにしても、リースバックのケースによって結果が変わりますが、計算方法を知っておくだけでもリースバックを検討する際の大きなメリットになります。
リースバックの家賃設定については以下の記事でも詳しく解説してますのでご参考ください。
関連記事:リースバックの家賃設定の仕組みとは?相場や注意点を徹底解説!
リースバックの買取価格を上げるメリット
リースバックの買取価格を上げるのはさまざまなメリットがあります。
利益を上げるのは難しくない
まずはじめに、リースバックの買取価格を上げるのは思ったほど難しいことではありません。リースバック会社の中には最初から少しでも安く買い取ろうとするろこともあるからです。
本記事で紹介する方法を実行すれば、なにも行動しないよりは自宅の買取価格を高額にできる可能性が高くなります。
高い賃料や今後の生活費をまかなえる
リースバックをすれば自宅に住み続けることができますが、家賃を支払っていかなければなりません。また、まとまった生活資金を確保したい人にとってはリースバックは有効な選択肢です。
少しでも買取価格を上げれば、家賃の支払いや生活資金にも余裕が出てきます。これらのことを考えるとリースバックの買取価格を上げれば多くのメリットがあることがわかります。
リースバックで高額な買取価格にしてもらう方法
リースバックを高額な買取価格にしてもらうにはいくつかの方法があります。
具体的に解説していきます。
家賃を上げる
家賃と買取価格は比例するので、家賃を上げれば買取価格を高くできます。家賃が少し上がっても買取価格を高額にしてもらいたい場合は有効かつ現実的な方法です。
しかし、必要以上に家賃を上げて買取価格が高額になったとしても、毎月の家賃の支払いがきつくなる可能性があります。もちろん、リースバック後に自宅に住み続ける期間が決まっていたり、買戻しの予定が決まっていれば大きな影響はないかもしれません。
ただ、リースバックで家賃が払えないとさまざまな問題が起こる可能性が出てきます。リースバックの家賃が払えないと起こる問題については以下の記事で解説しています。
関連記事:リースバックの家賃が払えないと起こる問題とは?具体的な対処法も徹底解説!
複数の不動産会社に査定を依頼する
リースバックは通常の不動産売却とは異なるため、より専門的な知識や経験が必要です。リースバックで高額な買取価格にしてもらうためにはこういったリースバックに詳しい不動産会社の中から自分に合ったところを選ぶことが重要です。
一社しか利用していない場合だと適正価格がわからず、高額な買取価格は難しいですが、複数のリースバック会社から査定してもらえば根拠に基づき買取価格を提示してもらえます。一括査定サイトをうまく活用していきましょう。
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リースバックで高額な買取価格にしてもらう際の注意点
リースバックで高額な買取価格にしてもらう際の注意点について解説します。
他の条件も確認する
リースバックで高額な買取価格にしてもらうことを優先するあまり、他の条件をないがしろにしてしまうのは禁物です。
たとえば高額でも定期借家の場合や、買戻しができない場合は気をつけましょう。タチが悪いリースバック会社だと、短期間で退去させられるなど何かしらのトラブルになる可能性があります。
あらかじめリースバックのトラブルについて把握しておくことによってリスクを最小限に抑えましょう。
関連記事:リースバックはやばい!?トラブル事例と後悔しないための対策を徹底解説!
リースバック会社は数多くあり、一社ずつ連絡するのは非常に手間です。また、一社のみの見積もりではその価格が適正なものかわからず、自宅を買い叩かれてしまうリスクがあります。そうならないためには一括査定サービスを利用がおすすめです。一括査定をすれば自分と相性が良いリースバック会社が見つかり、自宅を最高額で売れやすくなります。
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