任意売却で車は処分になる!?車を残す方法や注意点を解説!
住宅ローンの返済を滞納している場合、ローンを清算する手段として任意売却があります。
任意売却は競売と関連性があるので、「任意売却=資産を処分しなければならない」と不安を抱いてる方もいるでしょう。
今回は住宅の任意売却とで車の処分との関係について解説していきます。
- 任意売却で車を残せるか知りたい
- 任意売却で車を処分されるケースを把握しておきたい
- 任意売却後にも自動車ローンを組めるか知りたい
上記のような悩みを持っている方に向けて解説していきます。
本記事を読むことによって住宅を任意売却したとしてもいま乗っている車を手放す可能性が下がり、任意売却後の生活を極力いまと変わらず過ごすことにつながります。
任意売却を検討していて車を持っている人にとっては役立つ内容となっていますのでぜひご参考ください。
任意売却会社の中には買い叩いてくる悪質な業者もあるので要注意です。そういった悪質業者を見分けるためには複数の不動産会社を比較することが重要です。比較をし、自宅の正しい売却価格がわかれば、自分にとって最適な売却手段を知ることができ、高額売却にもつながります。
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幸谷泰造
東京大学大学院情報理工学系研究科修了。
ソニー株式会社で8年半会社員として勤めた後弁護士となり、多くの訴訟等に携わる。
自らも一棟アパートを所有する不動産投資家であり、不動産投資に関する知識を有する法律家として不動産投資家のマインドを理解したアドバイスを心掛けている。
東京大学大学院情報理工学系研究科修了。
ソニー株式会社で8年半会社員として勤めた後弁護士となり、多くの訴訟等に携わる。
自らも一棟アパートを所有する不動産投資家であり、不動産投資に関する知識を有する法律家として不動産投資家のマインドを理解したアドバイスを心掛けている。
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任意売却とは
まず簡単に任意売却について解説します。知っている場合は読み飛ばしても大丈夫です。
任意売却は住宅ローンの返済を滞納しているときに不動産を売却することによって住宅ローンを返済し、残った分は分割で支払っていく売却方法です。
競売に比べると高い値段で売れやすく、資産の処分を避けられるなどのメリットがある一方、売却期間にタイムリミットがあるというデメリットがあります。
任意売却と競売については任意売却と競売の違いは?メリット・デメリットやリスクを徹底解説!や不動産競売の流れと期間を徹底解説!で詳しく解説しています。
任意売却と車の処分について
結論からいう任意売却しても基本的には車は処分されません。
基本は車を残せる
任意売却の場合、車を処分して住宅ローンの残債を返済することを条件とされないのであれば、基本的には車を残すことができます。もちろん残債がある場合は支払っていかなければなりませんが、金融機関など債権者との話し合いによって何をどこまで売却するのか相談することができます。
無理に車を売却し仕事に支障が出ると、金融機関も返済してもらえなくリスクが高くなるので無理に処分するような要求はしません。
車を残せないケース
車を残せないケースはいくつかあります。
- 明らかに20万円を超える車
- 複数台の車がある場合
上記のようなケースは処分の対象として検討されることになります。
特に仕事としての用途が少なかったり、維持費が高い場合は注意です。
生活に必要ではないと判断されると売却になる可能性が高くなります。
自己破産と車の処分について
自己破産は住宅ローンの残債がどうしても支払えないときに選択される手段です。
返済不可能な人を救済し、経済的再生のチャンスを与える法的な制度です。
自己破産では車は処分
自己破産の最大のメリットは税金を除く借金がなくなることです。
いままで取り立てなどのストレスがあった場合も気持ちを切り替えてまた一からやり直すことができます。
ところが、自己破産をするためには財産を処分しなければいけません。
99万円以下の現金を除き、家や車、有価証券、貴金属など20万円以上の価値のある財産は全て処分されます。そのため、住宅ローンの残債を支払うことができず自己破産をする場合、大半の場合は車を手放さなければなりません。
自己破産のデメリット
自己破産には下記のようなデメリットがあります。
- 官報に名前と住所が掲載される
- 破産手続き中、破産者は居住が制限される
- 新しくクレジットカードを作ったり、やローンが組めなくなる
任意売却したからといって必ず自己破産になるというわけではありません。任意売却したからといって自己破産にならない理由や自己破産にならないための対処法については下記記事で解説しています。
関連記事:任意売却すると自己破産!?自己破産になる理由や対処法を徹底解説!
自己破産すると新たな自動車ローンは組めない
自己破産をしてしまうと、クレジットカードだけではなく自動車ローンも組めなくなってしまいます。
期間は信用情報登録の状況によっても異なりますが、5〜10年は新たにローンを組むことができません。
車を手放すだけではなく、新たに購入することもできなくなるので、車が生活の中心となっている場合は自己破産は厳しい選択肢となるでしょう。
任意売却後の新規の自動車ローンについて
任意売却後に新しく車を購入することもあるでしょう。その場合は手元にお金がなければローンを組む必要があります。
新規でローンを組む場合、任意売却で信用情報機関に登録されていると一定期間は新たにローンを組むことができません。
任意売却では車を残すことができても新たにローンを組むことは一定期間できなくなります。
任意売却後に車をローンで買うには
任意売却後に一定期間は車の購入が難しくなりますが、条件次第では購入できるケースもないわけではありません。
- 新車よりも中古車を選ぶ
- なるべく安い価格の車種にする
- 頭金を多く用意する
- 連帯保証人をつける
- 公務員のような安定した職業につく
ローン会社からすると、少しでも滞納リスクを減らすことが重要なため、上記を満たせば借入れできる可能性が高くなります。
任意売却後は自分名義でなければ組みやすい
ローンを滞納して信用情報機関に登録された場合、記録に残るのはローンの名義人です。そのため任意売却後に車を購入する場合、信用情報機関に登録されていない家族を名義人にすればローンが組みやすくなります。
関連記事:任意売却後も住宅購入できる?購入可能なケースを解説
任意売却後の既存の自動車ローンについて
自動車ローンと住宅ローンはまったくの別物です。
そのため、任意売却をしたからといって自動車ローンの返済までは求められません。もちろんきちんと自動車ローンを返済しているというのが前提です。自動車ローンも滞納していれば自動車ローンのローン会社に自動車を引き渡すことになります。
もし車を残したい場合は任意売却をするときに滞納は避けましょう。
関連記事:住宅ローンが払えないとどうなる?滞納後のリスクや対処法をFPが徹底解説!
任意売却後のローン残債について
任意売却後のローンの残債については金融機関と話し合いをして決めていくことになります。
金融機関によっては任意売却後の残債の金利の相談に乗ってくれることもあります。
任意売却前よりはかなり少なくなりますが、新たに引っ越した先の家賃も払っていくことになるので、その点も考慮していかなければなりません。
ちなみに自宅に住み続けたい場合は新たな買主に家賃を支払うことで住み続けることができる「リースバック」という方法があります。
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