リースバックは法人もできる?メリット・デメリットと事業用不動産の活用法を徹底解説!
リースバックは個人として利用されるケースが多いですが、元々は法人が多く利用していたサービスです。
本記事は法人のリースバックについて解説していきます。
- 銀行から返済を追われている
- 少しでも早くまとまった資金が欲しい
- 銀行融資の審査に通らなかった
上記のような悩みに一つでも当てはまる人にって役立つ内容となっています。
本記事を読むことによってリースバックを失敗するリスクを抑えることにつながります。
法人でのリースバックを少しでも検討している方はぜひご参考ください。
リースバック会社は自分に合った会社を探すことが最重要です。自分の希望に応えてくれるリースバック会社を見つけることができれば高額売却につながり、安心して自宅に住み続けることもできます。リースバックを成功させたい場合は複数リースバック会社に査定してもらうことからはじめましょう。
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法人のリースバックとは
個人のリースバックは自宅を売却して住み続けることが目的ですが、法人でリースバックするのは資金繰りの側面が強いです。
そのため業績が回復すると売却した物件を買い戻すというケースも少なくありません。会社
の業績によって臨機応変に使い分けることができるので、法人のリースバックは利用しやすいです。
リースバックの仕組みについては下記の記事でも解説してますのでご参考ください。
関連記事:【初心者向け】リースバックとは?仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説!
法人でリースバックは使えるのか
法人は一般的に借入をするときに銀行から融資を受けます。リースバックは融資以外の選択肢として法人が選べる手段の一つです。
銀行から融資を受けられれば越したことはありませんが、業績やタイミングによっては融資を受けられないこともあります。こういった状況の場合にリースバックは有効です。
リースバックの場合は融資と違って銀行のような審査はないため、会社の業績が悪くても資金調達をしやすいのです。
また、入金も早くリースバック契約をすると早い場合は数週間での入金も可能です。リースバックは融資と異なり毎月キャッシュが出ていくこともないので、事業計画を立てやすいというのもメリットです。
もし銀行から融資が受けられない場合は、毎月の家賃や支払いについてシミュレーションしていきましょう。
関連記事:リースバックの家賃が払えないと起こる問題とは?具体的な対処法も徹底解説!
法人でリースバックするメリット
法人でリースバックをするメリットを具体的に解説していきます。
住所変更せずに事業ができる
リースバックをすると住所変更をせずに事業を継続できます。住所変更すると登記や郵送物など雑務が増える上、取引先を混乱させてしまいます。
リースバックをすれば住所変更の負担なく資金調達ができるので融通が効きます。
財務状況が改善できる
法人がリースバックするのはキャッシュフローの改善が目的であることが多いです。手元に現金を得ることによって事業を安定させることができます。
将来的に買い戻せる
リースバックでは物件を売却することになりますが、将来的に買戻しをすることも可能です。例えば会社の業績が悪いときにリースバックで資金調達をし、業績が回復したときに買戻しをするということです。
会社の状況によって柔軟に対応することができるところが大きなメリットです。
関連記事:リースバック後に買戻しする方法は?買戻し価格やトラブルで後悔しない方法について徹底解説
法人でリースバックするデメリット
家賃が周辺相場より高くなることが多い
リースバックの場合、個人も法人も家賃設定は相場よりも高くなる傾向があります。それは、リースバックの家賃設定の計算方法が周辺相場ではなく売却価格を参考に計算されるからです。
リースバックの家賃の計算方法は以下のとおりです。
リースバックの年間家賃=リースバックの売却価格×6~13%
月額家賃=年間家賃➗12ヶ月
3,000万円の売却価格で10%の場合、年間家賃は300万円、月間家賃は25万円です。
リースバックの家賃設定については以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:リースバックの家賃設定の仕組みとは?相場や注意点を徹底解説!
売却価格が安くなる
リースバックをすると売却価格は通常の不動産売却時に比べて1~3割ほど安くなっています。リースバックで売却された不動産は買い手がすぐに活用できるわけではなく、家賃も支払いを続けてもらえるかわからないリスクがあるというのが理由の一つです。
そのため、通常の不動産売却に比べて価格が安くなる傾向があります。
資金調達ができるメリットがある一方で、不動産を売却する上では利益が減っているため、リースバックを利用するべきか判断してから売却するようにしましょう。
買戻し時の費用が高くなることが多い
買戻し時の費用は個人、法人問わず売却時よりも高くなる傾向があります。特に景気が良いときは市場価格も高いため通常よりも買戻し価格が高くなります。
リースバックは法人でも個人でもデメリットを把握しておくことでリスクを減らし成功につながります。リースバックのトラブル事例についても別の記事で解説してますのでご参考ください。
→リースバックはやばい!?トラブル事例と後悔しないための対策を徹底解説!
リースバックした方がいい法人
リースバックするべきかどうかは企業によっても変わってきます。どういった企業がリースバックをするのに適しているのか解説していきます。
資金不足で移転が難しいとき
業績が厳しい時にオフィスを移転し固定費を削減するという選択肢があります。しかし資金不足の場合は移転が難しいです。そう言った場合にリースバックを利用すれば移転しなくても資金調達することが可能です。
移転しなくてもいい上に資金も手に入るので、その資金を事業に回すことができます。
他の融資方法が利用できないとき
融資を受けるための制度はさまざまですが、リバースモーゲージなど法人で利用できない制度もあります。どうしても融資を利用できない場合にリースバックは有効な選択肢です。
関連記事:リースバックとリバースモーゲージはどう違う?それぞれのメリット・デメリットを解説
企業としての価値を上げるため
リースバックによって企業は財務状況を改善させることができます。
リースバックによって資産を手放してしまい、賃貸として使い続けます。それによって投下資本利益率の悪化を防ぐことができるのです。投下資本利益率が良くなれば生産性が高いということになり、企業の評価を上げることができるのです。
リースバック会社は数多くあり、一社ずつ連絡するのは非常に手間です。また、一社のみの見積もりではその価格が適正なものかわからず、自宅を買い叩かれてしまうリスクがあります。そうならないためには一括査定サービスを利用がおすすめです。一括査定をすれば自分と相性が良いリースバック会社が見つかり、自宅を最高額で売れやすくなります。
→リースバック会社大手のおすすめ!評判や口コミを徹底解説!
法人のリースバックでよくある質問
ここからは法人のリースバックを利用する人からよくある質問について紹介します。
- 法人のリースバックに強いリースバック会社はある?
セゾンのリースバックが法人のリースバックに強いと評判です。
- 資金の使い道に制限はある?
制限はありません。まとまった現金を受け取ることができ、自由に使えます。
- 賃貸借契約は終わったらどうなる?
賃貸借契約は「定期借家契約」と「普通賃貸借契約」の2種類あります。どちらの契約かによって更新できるかどうかや退去を迫られるか変わってきます。契約についての詳細は以下の記事で解説してますのでご参考ください。
- ピタットハウスのリースバック以外のサービスも知りたい
複数のリースバック会社を比較したい場合は一括査定を利用しましょう。リースバック一括査定は「家まもルーノ」がおすすめです。以下の記事をご参考ください。
- ハウス・リースバックはリースバックとどう違う?
ハウス・リースバックは株式会社And Doホールディングスが運営しているハウスドゥが提供しているリースバックのことです。
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