要注意!?不動産営業職に女性が転職するのは”危険”で”きつい”?安全な求人や年収を上げるコツを徹底解説!

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中西諒太
監修者
静岡県出身。城都不動産株式会社 代表取締役。宅地建物取引士/2級ファイナンシャル・プランニング技能士/住宅ローンアドバイザー/日商簿記検定2級|賃貸仲介・売買仲介・賃貸管理会社にて勤務後、独立。現在はWEBメディア運営と不動産賃貸業を経営。
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不動産の営業職に挑戦したい女性の中には不安を抱えている人もいるのではないでしょうか?

不動産の営業職に対し、危険できついというイメージを持っている人は少なくありません。

特に不動産業界に関わったことがなければ当然のことです。

そこで今回は、不動産の営業職をする上での注意点を中心に解説していきます。

  • 不動産で他に活かせる仕事があれば知っておきたい
  • 安全な不動産営業の仕事に就ける方法を知りたい
  • 不動産営業で活躍して年収を上げたい

上記について一つでもあてはまる人にとって参考になる内容となってます。本記事を読むことによって不動産の営業職について不安に感じていた原因がわかり、より転職活動を成功させることにつながりますので是非ご参考ください。

中西

私自身、5つ以上の不動産会社で働いてきた経験があります。その実体験から不動産営業職で女性が働くことについて解説していきます。

不動産業界は他の業界とは違った独自のルールや待遇があります。そのため、転職活動をするときはより不動産事情に詳しいところから情報収集をしていくことが重要です。不動産業界の転職に成功したい場合は以下の記事が役立ちますのでぜひご参考くださいませ。
不動産業界に強い転職エージェントおすすめ21選!選び方と成功のコツや注意点を徹底解説!

目次

不動産営業職は女性でも働ける仕事

不動産営業職は女性でも働ける仕事

不動産営業というと男性のイメージがありますが、最近では女性の営業マンも増えてきました。不動産業界の中でも女性は40%近くいるので、思ったより女性の割合が高いと感じた人もいるのではないでしょうか?

不動産営業職の仕事内容

 不動産営業職は主に2種類あります。

「売買仲介」と「賃貸仲介」です。売買仲介の場合、厳密には投資用不動産や居住用、マンション、戸建てなどさまざまな種類があります。

基本的には物件を仲介して報酬を得ることが仕事になります。

ちなみに売買仲介と賃貸仲介のうち、賃貸仲介の営業職から始める女性が多い傾向にあります。

関連記事:不動産の転職、賃貸と売買のどちらがよい?【未経験者は賃貸がおすすめ】

不動産営業職に向いている女性の特徴

不動産営業職に向いている女性の特徴

女性は事務職のイメージを持つ人もいますが、実は営業職も向いています。もちろん人によって向いていない人もいますが、どういった性格が向いているか把握しておくことは転職活動をする上では役に立ちます。具体的に解説していきます。

明確な目標がある

不動産営業職では「稼ぎたい」をはじめ何かしらの明確な目標を持って仕事をしている人が多いです。特に他の職種に比べて大変なことが多いので、モチベーションがないと務めるのが厳しいというのが正直なところです。

逆にいえば明確な目標があれば不動産営業職に向いているといえます。動機はなんでもいいので、目標がない場合はまずは目標を決めてから営業職を目指した方が結果的に長く続きます。

コミュニケーション能力が高い

営業職に必要なスキルはコミュニケーションが大きなウエイトを占めます。コミュニケーションといってもさまざまですが、特に「ヒアリング力」といわれる聞く力が重要です。

ただおしゃべりが好きというだけではなく、難しい内容をわかりやすく説明したり、どういった要望をお客様が求めているか汲み取れる人は不動産営業職に向いています。

精神的・肉体的に強い

不動産営業職は他の職種に比べて仕事に就職しやすいという面がありますが、離職率が高いという部分もあります。ノルマやクレームなどさまざまなトラブルがあるので、いままでにそういった経験が多かったりメンタルが強い人は適性がある仕事です。

フットワークが軽い

不動産営業職は外回りが多く、お客様や同僚・上司から連絡があったときにすぐ動けるなどフットワークの軽さが求められる仕事です。

また、案件によっては契約を早くしなければならないことがあるため、こういった突発的な対応にも臨機応変に対応できる柔軟さも求められます。

不動産営業職に向いていない女性の特徴

不動産営業職に向いている性格がある一方でその逆もあります。どういった性格の女性が営業職に向いていないのか具体的に解説していきます。

プライベートを重視したい

営業は良くも悪くもお客様優先の仕事です。営業マンが休みだったり勤務外の時間だったとしてもお客様からしたら関係ありません。営業マンもいつお客様から連絡があっても対応できるようにして売上を作っています。

そのため、「ライフワーク」などプライベートを重要にしたい場合は営業職は厳しいというのが正直なところです。もちろん営業にも種類があるので土日休みの仕事もあります。

もしそこまで営業職にこだわるわけでもない場合は他の職種も視野に入れましょう。特に宅建をもっている場合は不動産業界でも営業以外にできる仕事はたくさんあります。

関連記事:宅建士が不動産営業以外にできる”楽な仕事”とは?資格があれば転職できる求人を探すコツを解説!

特に欲がない

先述しましたが、不動産営業職は何かしらの目的なないと継続するのは簡単なことではありません。特に「キャリアアップしたい」「なんとか稼ぎたい」など良い意味で欲がない場合は営業職に向いていないといえるでしょう。

特に理由がない場合は無理に営業をする必要はなく他の仕事も視野に入れていくことをおすすめします。

売り込み苦手

営業職はお客様に商品を売り込むことが仕事です。不動産の場合も例外ではなく、物件を積極的に売り込むことになります。もちろん、お客様が無理に嫌がっている中で押し付けるものではありませんが、積極的に提案しなければいけない場面は少なくありません。

「押し売りは嫌だな」「自分が良いと思った商品だけ勧めたい」などという性格だと営業職は厳しいでしょう。

キャリアアップに興味がない

不動産営業職をしている人の中にもキャリアアップに興味がなく、好きでやっているという場合があります。もちろん働き方は人それぞれですが、やはりキャリアアップに興味がないよりはある方が向いているといえます。

独立や転職、昇進などキャリアアップにはさまざまな種類がありますが、キャリアアップをするためには売上を作り実績を作ることが重要になってきます。

キャリアアップに興味がないとモチベーションを保つのが難しく仕事を継続していきにくいので、結果的に営業職に向いていないということになります。

もし自分が営業職に向いていない性格だとしても事務職で働くという選択肢もあります。事務職でも女性の強みを活かせるので興味がある方は以下の記事をご参考くださいませ。

不動産営業職で女性が働くメリット

不動産営業職で女性が働くメリット

不動産営業職で働けば得られるメリットがたくさんあります。女性が不動産営業職をするとどういったメリットを得られるか具体的に解説していきます。

宅建手当で収入アップ

不動産業界の多くは宅建手当があります。

宅建手当に男女差はなく、おおよそ2〜4万円が相場です。また、会社によっては正社員ではなくパートやアルバイトでも宅建手当が出る場合があるので、子育てなどで働ける時間が限られている女性にとっても得られるメリットが大きいです。

もし現状で宅建を持っていない場合は宅建を取得してくれるための費用を支援してくれたりお祝い金が出る会社を選ぶのもオススメです。

関連記事:宅建の勉強時間はどのくらいで合格できる?効率的な勉強方法も解説【テキストはいらない】

未経験でも正社員になりやすい

【朗報】宅建士の資格なしで不動産業界に就職や転職はできます!注意点や成功するコツを解説でも解説していますが、不動産業界自体が未経験でも転職すれば正社員になりやすいというメリットがあります。どうしても他の業界だと経験が必要だったり新卒でないと就職できないという仕事もあります。

もし他の業界で転職できなかったという場合はチャレンジしてみる価値は十分にあります。

不動産業界の場合は宅建資格があればまず仕事に困らないといってもいいくらい仕事があります。宅建資格がある場合は営業職を中心に資格が活かせる仕事を探してみることをおすすめします。

関連記事:宅建士の就職や転職が実務未経験でも”超”有利な理由【活躍できる転職先と転職がうまくいくコツも解説!】

実力次第で年収は上がる

不動産営業職は会社員としてだけではなく、フリーランスという働き方もできます。会社員として働きながら経験と人脈を積み上げて独立する人もすくなくありません。

関連記事:【高年収!?】フリーランスの不動産営業とは?現役宅建士が解説

不動産営業職で女性が活かせる強み

不動産営業職で女性が活かせる強み

不動産営業職は女性だからこそ活かせる強みがあります。強みを把握しておくことで転職活動の志望動機や面接の対策にもなります。

お客様に警戒されにくい

不動産営業と話すときに男性の場合はお客様からは不安を抱かれやすいです。「無理やり契約させられるのではないか」という不安があるだけではなく、男性の場合は圧力が強い人だとより警戒されやすいです。

一方で女性の場合は柔らかい物腰という印象を持たれやすいので、男性に比べると警戒心を持たれにくいというメリットがあります。警戒心を持たれなければ話を聞いてもらえ、契約につながりやすくなります。

女性の気持ちがわかる

カップル・夫婦・ファミリーなど不動産を探すときに女性に決定権がある場合が多々あります。特に男性に比べて部屋にこだわる傾向にあります。

間取りや設備にこだわるだけではなく、近隣の施設や治安なども気にされるケースが多いです。男性からすれば気にならないことも女性の営業マンなら共感しつつ物件探しをサポートすることができます。

※男性と女性は物件探しの目線が違うので、女性客に刺さる提案は女性の営業マンの方がしやすいです。

細かい作業が得意

不動産営業は外回りや接客が多いイメージがあります。確かに接客する場面は多いですが、それ以外に事務仕事が多い仕事が営業職です。

会社によっては事務員がいて分業になっていることもありますが、全て事務員がやるケースは少ないです。契約書の作成から広告まで営業職でも事務に近い仕事が多々あります。

事務仕事のような細かい仕事は男性よりも女性の方が向いている傾向にあります。もちろん向き不向きがありますが、細かい仕事も得意という人は営業職に向いているといえます。

関連記事:不動産業界に強い転職エージェントおすすめ21選!選び方と成功のコツや注意点を徹底解説!

不動産営業職は女性にとって危険できついといわれる理由

不動産営業職は女性にとって危険できついといわれる理由

不動産営業は女性にとって危険、きついといわれることもあります。

男性と同じ仕事なのにもかかわらず女性にいわれるのはそれなりの理由があります。

帰りの時間が遅い

まずは帰りの時間が遅くなりがちということです。不動産営業職はお客様都合で本来の勤務時間外にも対応しなければならない場面が多々あります。お客様の中には仕事終わりに物件探しをする人もいるからです。

帰りの時間が遅くなれば夜道が危ないという意味で危険です。もちろん会社によって帰りの時間がどれだけ遅くなるか変わりますが、会社の近くや一通りが多いエリアに住むなど対策を取ることが必要です。

肉体的・精神的な負担が大きい

営業職の中には1日中訪問営業をして歩きっぱなしだったり、電話をかけ続ける仕事もあります。男性でも体力的に辛いと感じる仕事内容なので女性にはかなり厳しいという仕事もあります。

営業職の求人を探す際はどんな営業方法をしているのかも確認した方が業務量もある程度予測がつきやすいです。

ノルマがきつい

不動産営業職は売上を作ることが仕事です。会社のほとんどでノルマが設定されている場合が多いですが、中にはかなり厳しいノルマを課す会社もあります。

もちろん実現不可能なノルマを設定する会社の方が少数ですが、ノルマが設定されること自体に抵抗がある人だと営業職は厳しいでしょう。

リアルエステートワークスの求人

転職エージェントによっては個人ノルマがない求人もあります。こちらはリアルエステートWORKSの求人になります。

個人ノルマがない会社はチームによって売り上げを作っていくスタイルが多いので、協調性がある仕事でも抵抗がある人にとってはチーム制の営業の方が向いているでしょう。

男性につきまとわれるリスク

女性の営業職の場合、男性と1対1で接客する場面があります。男性が一人で物件探しをすること自体は珍しくありませんが、中には女性営業に対してつきまといなどの迷惑行為をする人もいます。

最悪のケースだと事件に発展する可能性もあるので、女性営業に対した対策をする企業も増えてきました。男性営業を同行させたり、そもそも男性客を接客させないなどさまざまな対策がありますが、なにかしらの対応をしてくれる会社の方が安心して働けます。

不動産営業についてネガティブなことをお伝えしてきましたが、入社後に「こんな仕事に転職するんじゃなかった」と後悔するよりはあらかじめデメリットを把握しておいた方がいいです。不動産営業のキツさについては地獄!?不動産営業がきつい理由とうまくいく方法を徹底解説でも解説してますので、デメリットやリスクについて一通り把握しておきたい方はご参考くださいませ。

不動産営業にどうしても抵抗があるという場合は事務職というのも選択肢のひとつです。事務職はどちらかというと女性が多い職種になります。

関連記事:不動産事務職の仕事内容とは?”未経験”でも転職できる理由や待遇が良い求人を探すコツを徹底解説

不動産営業職に転職する女性がチェックしておきたいこと

不動産営業職に転職する女性がチェックしておきたいこと

女性が不動産営業職の求人を探すときにチェックしておきたいことを紹介していきます。

産休・育休

会社を選ぶときにひととり福利厚生を確認しておく必要がありますが、このときに重要なのが産休・育休が取れるかどうかです。

特に産休・育休の予定がなかったとしても、福利厚生に盛り込まれているかどうかで女性を大事にしている会社がどうか推しはかることができます。

また、休みを取った際に復帰ができるのかどうかや待遇が変わるのかの確認も必要です。中には今までやっていた仕事ができなくなったことで収入が減ってしまうという例もあります。

とはいえ転職活動で自分から積極的に質問するというのは抵抗がある人もいるので、抵抗がある場合は転職エージェントに確認を取ってもらいましょう。

休日

不動産営業職は休みが取りづらいという仕事ですが、最低限の休みは設けられているのかの確認は必要です。特に振替休日や残業した分を他で補填できるかなどの確認は重要です。

突発的に仕事が入るのはある程度許容する必要がありますが、その分きちんと補填してくれる会社を選んでいきましょう。

給与や年収

不動産営業職の場合、給与や年収もよく確認しておくべきポイントです。

営業職の場合は固定給とは別にインセンティブがあります。会社によって固定給が高い分インセンティブが低いことがあり、逆に固定給が低くインセンティブが高いこともあります。

安定した給与を保証されたい場合は前者、稼ぎたい場合は後者を選ぶ人が多い傾向があります。状況によっても給与形態を選べる会社もあるので、どういった給与形態になっているのか確認しておきましょう。

不動産営業職の場合、売上に対してインセンティブが課されます。売上からどのようにインセンティブが計算されるのかについては以下の記事で解説しています。

関連記事:荒稼ぎ!?不動産営業マンのインセンティブ制度について【仕組みや歩合相場を徹底解説】

服装

女性の場合も基本的な服装はスーツになります。ただ、男性とは違いシャツでなくカットソーでもよかったり、ネクタイをしなくても良い会社も増えてきました。

人によって服装の好みは違いますが、女性は特に自分がしたい格好で働きたい人が多い傾向があります。もし服装に好みがあったり、スーツで働くことに抵抗がある場合は服装も重要なチェックポイントです。

女性でもキャリアアップできるか

不動産会社によっては女性が昇進しにくいところもあります。そういった会社の場合、どんなに営業成績が良かったり勤続年数が長くても昇進しにくいというデメリットがあります。

女性は男性に比べるとキャリアアップしたいと思う人はすくないかもしれませんが、結果に対して見返りがなければ営業職が続けにくくなってしまいます。

今はキャリアアップする気がなかったとしても、将来的に気が変わるかもしれませんし、女性の管理職がいる会社は女性が活躍しやすい傾向があるので、転職する判断材料の一つとして確認しておきましょう。

自分に合った会社で働く

不動産業界は会社によって独自のルールや待遇があります。そのため、いくら給料が良くても自分にとって合わない会社を選んでしまったら長く楽しく働くのが難しいです。自分により合った会社を選ぶことが不動産業界での転職を成功させるためには重要です。

関連記事:不動産業界に強い転職エージェントおすすめ21選!選び方と成功のコツや注意点を徹底解説!

不動産営業職で働く男女で年収は違う?

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年齢男性女性
20〜24歳642万円426万円
25〜29歳660万円518万円
30〜34歳657万円524万円
35〜39歳679万円608万円
40〜44歳759万円679万円
45〜49歳864万円774万円
50〜54歳946万円850万円
55〜59歳937万円842万円
60〜65歳613万円548万円
平均年種.JP運営事務局「不動産営業の年収を解説!」より引用

不動産営業職の男女別平均年収は35歳までは100万円以上の差がありますが、35歳を過ぎてからは差がなくなっていきます。

年齢が高くなるに比べて年収の差がなくなってきているということは、女性がキャリアを重ねることによって活躍できるチャンスが増えてきたということにもなります。

不動産営業職で女性が活躍できるかはその人次第

不動産営業職は女性の方が有利になる部分がたくさんあります。まだ男性の方が多い職種ですが、中には男性よりも高い営業成績を残し稼いでいる女性営業も少なくありません。

本記事で不動産営業職について解説してきましたが、最終的には働いてみないとわからない部分があります。

求人で自分に合いそうな会社を探すことから始めていきましょう。

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