宅建を活かせる仕事は不動産業界以外にもたくさん!転職を有利に進めるコツを徹底解説!

宅建資格を持っていて不動産業界以外で活かせる仕事を探している人もいるでしょう。

不動産業界というといまだにブラックのイメージを持つ人もいて、大変そうだと思っている人は少なくありません。

特にいままで不動産業界に関わったことがない未経験の人はその傾向があります。不動産業界はなるべく避けてホワイトな環境で働きたいと思うことは誰しも考えることです。

そこで本記事では宅建士資格を持っている人が活かせる不動産業界以外の仕事について解説していきます。

  • 宅建が活かせるに転職して年収を上げたい
  • 仕事が忙しだけで年収が低い会社は避けたい
  • 会社選びの注意点やコツが知りたい
  • 不動産業界以外でキャリアアップしていきたい

上記について一つでもあてはまる人にとって参考になる内容となってます。

平井美穂

私自身不動産業界以外にも宅建士資格を活かして仕事をしてきました。その経験から、どうすれば失敗する確率を下げ、不動産業界以外の仕事で宅建を活かせるかについて解説していきます。

不動産業界は他の業界とは違った独自のルールや待遇があります。そのため、転職活動をするときはより不動産事情に詳しいところから情報収集をしていくことが重要です。不動産業界の転職に成功したい場合は以下の記事が役立ちますのでぜひご参考くださいませ。
不動産業界に強い転職エージェントおすすめ21選!選び方と成功のコツや注意点を徹底解説!

監修者プロフィール

平井美穂

元銀行員であり元不動産業者でもある「不動産と住宅ローンの専門家」

神奈川県生まれ、東京都在住、夫と娘の3人家族。これまで分譲マンション4軒と戸建1軒に住む。現在、住宅ローンを超効率的な省エネ返済中、投資歴20年。
不動産営業の後、都市銀行に転職。住宅ローンの融資業務および投資信託・債券・保険の販売を経験する。出産を機に独立系ファイナンシャルプランナーとして起業、2023年現在11年目を迎える。相談実績25年・5,500件超を誇る実務家FPとして、住宅ローン返済世帯の資産形成術をコーチングしている。

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【資格】
ファイナンシャルプランナー(CFP®)、宅地建物取引士、証券外務員1種、日本学生支援
機構認定スカラシップバイザー

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目次

宅建士とは

宅建士とは

宅建士とは不動産業者が公正な不動産取引をおこなうために宅地建物取引業法によって定められた国家資格です。

不動産業界は管理や仲介、開発などさまざまな職種がありますが、どの仕事でも使えるのが宅地建物取引士資格です。

宅建士資格の強み

宅建士資格の強み

宅建士資格は国家資格で独自の強みがあります。宅建特有の強みがあるため不動産以外でも転職活動に活かすことができます。具体的な宅建士の強みについて紹介していきます。

独占業務がある

独占業務とは業務において資格を持っていないとできない仕事のことです。弁護士や司法書士、医師など独占業務は国家資格に多く、宅建士にも独占業務があります。

契約締結前の重要事項説明

不動産購入や賃貸で契約する前に重要事項を説明することが宅建業者には義務付けられています。説明がないまま契約した場合は行政処分の対象になります。

重要事項説明書(35条書面)への記名・押印

上記の重要事項説明書には宅建士の記名・押印が必要です。宅建士以外の記名・押印をすることはできません。

契約書(37条書面)への記名・押印

契約書も重要事項説明書と同様、宅建士の記名・押印が必要です。

設置義務がある 

宅建業として不動産会社を営業していく上では1つの事務所において従業員の5人に1人以上の割合で専任の宅建士を設置する必要があります。宅建士の数が足りていないと営業できず、違反した場合は業務停止などのペナルティを受けることもあります。

基本的に宅建士が万一抜けた時のために多めに宅建士を設置しておく傾向があります。不動産会社で宅建士の求人が常にあるのも万一のために宅建士を確保しておきたいというのが理由の一つです。
宅建士は”絶対に”食いっぱぐれない5つの理由【年収を上げる方法も解説】

資格手当がある

会社によって資格手当の金額は異なりますが、宅建手当がつく会社は多いです。おおよそ1〜5万円。平均3万円が多いです。宅建を持っているだけで年間数十万円の違いは大きいです。

宅建資格手当は不動産会社以外にも支給している業界もあります。

私はいままでに複数の不動産会社で働いた経験がありますが、全ての会社で宅建手当が支給されていました。ちなみに金額は平均3万円でした。

不動産業務の基礎知識が身に付く

宅建資格を持っていれば不動産に関する知識の基本は身につきます。それだけではなく、民法も試験範囲に含まれているので、不動産業界以外の仕事をするときも法律知識があることはさまざまな場面で役立ちます。

宅建を活かせる不動産業界以外の仕事

宅建を活かせる不動産業界以外の仕事

宅建資格が強みがあることがわかりましたが、これらの強みは不動産業界以外でも活かすことができます。具体的にどういった業界で活かせるのかについて解説していきます。

関連記事:宅建士の就職先おすすめ!資格が有利な理由と就職成功のコツを徹底解説!

金融業界

まずはじめに相性が良いのは金融業界です。金融業界といっても銀行から証券会社などさまざまですが、ローンの担保として不動産を扱う金融機関との相性が良いです。

特に住宅ローンを扱っている銀行や信用金庫の場合、不動産業界からの転職者も少なくありませんし、会社で資格取得を推奨しているところもあります。

建設業界

建設会社は自社で物件の建築だけをするところもあれば、販売や管理までする会社もあります。販売する場合は当然宅建業の免許が必要なので活かせる場面は多いです。

建設会社で働きながら宅建を取り部署移動をする人も中にはいます。建設会社で宅建を活かせる仕事をすれば都市計画や開発などよりスケールが大きい仕事をすることも可能です。

保険業界 

保険営業は保険だけではなくさまざまな金融商品の提案をします。その中には不動産投資など宅建資格を活かせる商品もあります。保険業界でメジャーなファイナンシャルプランナーと宅建は相性も良く、セットで保有している人も少なくありません。宅建があればより幅広い視野で商品を提案できるので保険業界での活躍の場は多いです。

コンサルティング業界

コンサルティングの業務は幅広く、さまざまな業界を対象に仕事をしていくことになります。コンサルティングを行う上では幅広い知識が広く、不動産の知識があればよりクライアントに提案できる幅が広がります。コンサルティングの現場では新規出店や不動産市況など宅建資格を活かせる場面が多いです。

地方公務員

不動産の仕事をしていると役所とかかわることが多いです。特に売買の場合は調査でほぼ毎日のように役所に行きます。そのときに対応してもらう部署は開発計画指導や住まいづくり課などがあります。役所の人の中には宅建資格を取得していて、不動産業界の人よりも詳しい知識を持っている人もいます。安定した環境で働きたいという人にとっては地方公務員も魅力的な選択肢の一つです。

その他一般企業

その他一般企業は、会社内で不動産保有をしていたり、店舗開発の部署があるケースです。一般企業においても少なからず不動産との接点があり、会社によっては不動産専門の部署をおいているケースもあります。

やることは不動産業界と変わらなくても、不動産業界で働くことに抵抗があったりこだわりがない場合はこういったその他の一般企業で働くのもおすすめです。

宅建があれば未経験でも就職や転職ができる

不動産業界というと専門性が高く実務経験が必要と不安を抱く方もいるかもしれません。もちろんある越したことはありませんが、宅建を持っている場合は実務未経験でも就職することは十分に可能です。求人を見てみるとわかりますが、不動産業界以外の仕事でも宅建があれば実務未経験可能な求人は少なくありません。

今までの経験と宅建資格が次の仕事でどのように活かせるか説明できれば実務未経験でも就職や転職することは難しくありません。
宅建士の就職や転職が実務未経験でも”超”有利な理由【活躍できる転職先と転職がうまくいくコツも解説!】

宅建士で楽な仕事をするには

宅建士で楽な仕事をするには

楽な仕事の定義は人それぞれですが、宅建士資格を活かせる仕事はたくさんあります。具体的に解説していきます。

営業以外の楽な仕事

きつい仕事というとまず思い浮かぶのが営業の仕事です。それはノルマがあったりお客様相手のため残業や休日出勤が多いというイメージがあるからでしょう。営業以外に宅建を活かせる仕事としては主に事務職があります。

もし営業以外の仕事を希望されている場合、詳しくは以下の記事をご参考ください。
宅建士が営業以外にできる”楽な仕事”を徹底解説!

在宅でできる仕事

宅建を持っている人の中には通勤に縛られず在宅で仕事をしたい人もいるでしょう。在宅で仕事をすることができれば通勤の必要はありませんし、時間的に融通がききます。在宅ワークとしてできる仕事はライターやリモート事務などさまざまです。詳しくは以下の記事で解説しています。
【2023年最新版】宅建士が在宅でもできる仕事の種類【業界歴6年の筆者が徹底解説!】

自分に合った会社で働く

不動産業界は会社によって独自のルールや待遇があります。そのため、いくら給料が良くても自分にとって合わない会社を選んでしまったら長く楽しく働くのが難しいです。自分により合った会社を選ぶことが不動産業界での転職を成功させるためには重要です。

関連記事:不動産業界に強い転職エージェントおすすめ21選!選び方と成功のコツや注意点を徹底解説!

宅建を活かせるバイトや副業

宅建を活かせるバイトや副業はさまざまです。営業が得意な場合は不動産エージェントの副業もありますが、それ以外でもできる仕事は多いです。宅建が活かせるバイトをしながら収入を増やすことができれば不動産のフリーランスとして独立することもできます。

宅建士にオススメの副業については以下の記事で解説しています。l
【経験者談】宅建士にオススメの稼げる副業まとめ!【在宅あり】

女性の宅建士におすすめの仕事

昔から宅建士は女性にも人気な資格です。宅建は営業以外にも活かせる仕事はたくさんあります。女性におすすめな仕事として事務職があります。
不動産事務は女性にピッタリ!年収を上げる方法やホワイト企業に就職できるコツを徹底解説!

宅建事務とは

宅建事務は不動産に関係する事務作業で、特に不動産に関わる事務作業です。宅建事務は通常の事務作業に加え重要事項説明や契約書の作成などがあります。

宅建事務の仕事内容について詳しくは以下の記事をご参考ください。
【悲報】宅建事務はきつい!?メリットと向き不向きについて徹底解説!

宅建資格でよくある質問

宅建資格においてよくある質問について紹介していきます。

宅建資格は役に立たないのでは?

宅建は持っている人が多いため、一部では役に立たないという意見があります。確かに他の国家資格に比べると人気資格で受験者数も資格保有者も多いのが現状です。

だからといってそれが役に立たないということには関連しません。宅建資格はあくまでも武器の一つなので使いこなせるかどうかは資格を取った人の能力は今後の努力に左右されます。

年々資格取得者が増えてきて価値が減っている

宅建資格を持っている人が増え、人口減少していることから、価値が減るという捉え方もできます。もちろんいままでよりは競争が増えるかもしれませんが、求人を見てもいまだに宅建士の求人数は多い状況です。「減ってはいるかもしれないがまだまだ宅建士の需要は多い」というのが結論です。

効率よく資格を取得するには?

もし宅建をまだもっていない人の中には効率良く勉強して合格したい人もいると思います。宅建資格は合格率約15%と簡単ではありませんが、きちんと勉強すれば短期間でも合格できる資格です。

詳しい勉強方法については以下の記事をご参考ください。
宅建の勉強時間はどのくらいで合格できる?効率的な勉強方法も解説【テキストはいらない】

不動産以外にも宅建士の資格手当はある?

不動産業界以外でも宅建資格手当が出る会社もあります。会社によって支給額も異なりますが、その他の待遇が良ければ働きやすいこともあるので、総合的に判断していきましょう。

宅建を活かせる仕事を不動産業界以外で探す方法

求人を探す際にはさまざまな転職エージェントがあります。中には不動産業界専門の転職エージェントもありますが、不動産業界以外を中心に求人を探していく場合は一般的な転職エージェントもあわせて活用していく必要があります。

転職エージェントによって得意不得意があるのはもちろん、相性もあるので複数のエージェントに登録してみて自分に合ったエージェントを利用していきましょう。

関連記事:不動産業界に強い転職エージェントおすすめ21選!選び方と成功のコツや注意点を徹底解説!


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